炎の蜃気楼 真紅の旗をひるがえせ (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 231
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086003599

作品紹介・あらすじ

城北高校のお膝元松本城で起きた幽霊騒動(「ふたり牡丹」)、自らの過去を知る面差しの似た女性に千秋は…(「鏡像の恋」)、赤鯨衆に潜り込んだ内通者の正体とは(「真紅の旗をひるがえせ」)高耶、兵頭それぞれの心におりてくる思い(「さいごの雪」)。城北高時代から赤鯨衆での日々まで、懐かしいあの頃が甦る「炎の蜃気楼」サイド・ストーリー。珠玉の短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 炎の蜃気楼のサイドストーリー

    「ふたり牡丹」まだ17歳の高耶が登場。景虎の記憶が戻ってなかった頃、直江との関係がいびつじゃなかった(=健全だった)頃の話。赤鯨衆の高耶に慣れた今読むと、新鮮に感じる。

    「さいごの雪」豹の小太郎が、「なんかわからんが仲間」の一言で終わってしまう土佐の男たちの大雑把さに笑った。

    本編を読み終えたので、外伝に移ろうかと思ったけど、キャラクターの名前とか設定とか忘れてしまいそうなので、今のうちにサイドストーリーを読んでおこうと思う。

  • 短編集。
    「鏡像の恋」は、千秋が主人公の恋バナ。クール・ヒールぶっている千秋のヒールになりきれないところがまたよかった。

  • 桑原さんは短編のほうが読みやすくて良いなぁ、なんて5.5巻読んだときに思ったけど、それを再度感じた1冊。
    最初の「二人牡丹」で、高校生の高耶さんのノリを見たのが久しぶりすぎて感無量になりました >< か、かわいいぃぃ

  • 「ふたり牡丹」城北高校時代のお話。譲や千秋や矢崎たちとそれなりに楽しそうに毎日を送ってる高耶さんの日常がいとおしすぎる。エロビデオにハッとする高耶さんかわいいよおおおお!!!!

    「鏡像の恋」千秋、恋をする。やっぱり悪人になれない千秋…ほんとにいい人だな。でも悪い男な千秋も見てみたい。ガツガツな千秋もいいと思うんだよね~。

    「さいごの雪」小太郎の餌担当の高耶さん。

    本編を読み終わったあとだと、過去の一瞬を切り取ったお話にはたまらないものがありますね…

  • 完結40巻前に発行された番外編をあつめた短編集です。
    高耶さんが高校生時代から第二部あたり、そして赤鯨衆まで。
    全編を通して、本編の間、間に挿入できなかったお話たちって感じです。
    千秋さんの登場率が高いので、千秋スキーにはうれしいです。


    【ふたり牡丹】
    本編2巻目のあとの話なのかな?
    まだ城北高校で高校生をやってる高耶さんが怨霊退治をする話です。なんだかとっても懐かしい…。譲も千秋もやさしいころの直江さんもでてくるし…。バイト中でうきうきしてる高耶さんもかわいい。
    このころは穏やかでよかったなあ〜
    40巻読了後なので、感慨もひとしお…。

    【鏡像の恋】
    本編で飄々と本心を明かさなかった千秋さんが主人公です。
    千秋さんの恋バナです!貴重!
    そんな話のなかでも険悪なころの直江さんと高耶さん。千秋さんはどこまでいっても「いいひと」なんですね…

    【真紅の旗をひるがえせ】
    赤鯨衆のほのぼのとした日常風景です。
    武藤さんはイイキャラだなあ〜武藤さんおかげで四国編の雰囲気があがったんじゃないかと。

    【さいごの雪】
    こちらも赤鯨衆のお話。
    兵頭さんと高耶さんの部下育成について。二人の会話もっとみたかったからうれしい!
    短いお話ですけど、こんな話がもっと読みたかったな〜

  • まだ良いお兄さんだった頃のN氏に会える「ふたり牡丹」、千秋スキーの私でもちょっとそれはへたれすぎじゃないかえ、と思ってしまう千秋氏の恋物語「鏡像の恋」、赤鯨衆の命の刹那のきらめき、地に根を下ろすたくましさが真紅の旗にひるがえる表題作、ええとあんまり覚えがないや「さいごの雪」。
    四編をおさめた炎の蜃気楼番外編。

  • 短編って読みやすかった。

  • 最高千秋祭り。贅沢すぎですよ。

  • 表紙もたまらないけど、中身もたまりませんでした。千秋がステキすぎる。高耶さん可愛すぎる。

  • 炎の蜃気楼、番外編、短編集。
    友達が「ぜひ読んで〜」と言って貸してくれたのですが、あまりにツボで自分でも買ってしまいました(笑)。ああ、これこそが私の好きだったミラージュ! 私の青春! と(今は?)。

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著者プロフィール

千葉県生まれ、東京都在住。中央大学文学部史学科卒業。「風駆ける日」で1989年下期コバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞後、90年『炎の蜃気楼』でデビュー。同シリーズは累計680万部を超える大ヒットとなる。他の著書に、今作を含む「西原無量」シリーズ、『カサンドラ』、「赤の神紋」シリーズ、「シュバルツ・ヘルツ」シリーズなど多数。

「2023年 『遺跡発掘師は笑わない 災払鬼の爪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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