炎の蜃気楼メモリアル (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 239
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086005821

作品紹介・あらすじ

本編、感動の完結から一年。ファン待望の「炎の蜃気楼」スペシャルブック!拾った仔猫に重ねて高耶の切ない想いを描く「捨てられた猫のように」、高耶と直江の熱い魂の相克を描く「聖痕」など、超番外編六作品を収録。ほかに「炎の蜃気楼年表」、ミラージュ紀行、キャラクター編、ドラマシアター(シナリオ編)、ポエムなど、ミラージュの世界がいっぱいにつまったメモリアル。

感想・レビュー・書評

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  • 直高好きなら萌えるだろう。ひたすら直高がつまった本。ていうかこれポルノだよね…。

    まるで私の大好きな薄い本(同人誌)を読んでいるかのような気分になった。それもそのはず、この本に載っている小説は作者が同人誌で出した話もあるんだそうだ。

    すげーーー(遠い目)。

    美弥が橘義明のことを「直江さん」と読んでるあたりからして、原作設定ではないのだろう。(原作設定なら橘さんと呼ぶはずだ)

    年表が載っているっていうから借りたんだが、年表は私が欲しかった作中での年表でなく、作品の発表順の年表だった。

    作品内での時系列をまとめたサイトとかないだろうか…?

  • 必死に集めた桑原先生の同人誌があっさりまとめられてて少し悔しかった;R18パラレルご堪能あれ☆

  • にゃんこ、エプロン、肉じゃが、温泉、発情犬。直江が挑むコバルトの限界。

    今後「氷結」を飲むたびに「氷結の夜」を思い出してしまうんだろうと思います…氷結…。高耶さんが言い放つ言葉にふるえる。あぁなんてかっこいいの高耶さん…

    ほんとのほんとのラスト「聖痕」。生死の摂理を超えて2人が永遠に離れないためにはああいう形しかなかったんだな、と本編の終わり方をやっと咀嚼できたような気がする。悲しいけど。未だ悲しいままだけど。

  • 桑原先生の同人誌発表作品やミラージュ年表など、ファンにはうれしい短編集です。
    だって作者様の二次創作が読めるなんてねえ…!
    40巻読了直後には涙が出るほど嬉しいサービスです。

    「捨てられた猫のように」
    「CALL 捨てられた猫のように」
    不良少年と捨て猫って鉄板モノなんでしょうか。原作1~4巻あたりの保護者然な直江さんと傷ついた元不良少年な高耶さんがみれます。ほんともう、こういうのがもっと読みたかった!!
    あと高耶さんと美耶ちゃんのほのぼの会話も可愛すぎです。美耶ちゃんを叱る高耶さんの「~しなさい」っていう口調がお兄さんっていうかお母さんのようで。こんなお兄さんだったら大好きになるよね。煮物も作れる男子高校生。

    「Decadent Eve」
    都内のマンションで仕事する直江さんと押しかけ主婦的な高耶さんです。凄いな、二次創作ばんざい!!
    この手を出しといて、最後まで致さない感じ最高です!このやきもきが好きだったんだよな~と振り返ったり。

    「氷結の夜」
    氷結ってそういう意味なのか…!
    なんだか色々なところが凍りつきそうでしたけど、時間軸的にあり得ない話。
    やっぱり高耶さんにとって直江さん=お父さんなんですね。

    「Northern Cross」
    ある意味、最終巻につながる話。様々な葛藤があって、最期の2人につながるのだなあ、と感慨深く読みました。
    死者になった高耶さんを取り戻しにいくと告げた直江さん。その直江さんが最期に選んだあの結末がミラージュの真骨頂なのかもしれません。
    いまだ最終巻の内容を飲み込みきれていないので、なんだかとても切ないです。

  • 集英社、勇気あるなぁ。って言うのが一番先に思ったこと。
    内容は…ファン向きですかね。これからシリーズに入るのはオススメしません。
    中身がちょい過激だった気がしますけど、こんなノリだった気もするしな。

    お遊びコーナーが私的には面白かったです☆☆☆

  • もはや病気の域の猫スキーなので、にゃんこの扱いにハラハラドキドキ。
    人間用の牛乳あげちゃだめええ。
    「わんこ」なら心安らかに読めたのに…あ、N氏とかぶっちゃうから犬はだめなのか。

    本編最後であんなにあがったN氏株、大暴落。
    もうあんたはちょっと黙ってじっとしとけ、なんでもかんでもそっち方面につなげるな、と言っても詮方なきことを思う夏の夜。

  • 集英社の勇気に乾杯!
    や、だって水菜先生の同人誌を‥‥

  • 内容もも表紙も最高です!!笑

  • どうしてだかわからないけれど、
    多分、この感情は、
    もっとも宗教に近い。

     -

    苦痛も空虚も、私には怖くない。
    私が存在する限り、
    あなたの魂を孤独にはさせない。

  • ミラージュの読者にはすごくお勧めです!
    これのおかげで作者様の同人誌集める手間が省けた……笑

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著者プロフィール

千葉県生まれ、東京都在住。中央大学文学部史学科卒業。「風駆ける日」で1989年下期コバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞後、90年『炎の蜃気楼』でデビュー。同シリーズは累計680万部を超える大ヒットとなる。他の著書に、今作を含む「西原無量」シリーズ、『カサンドラ』、「赤の神紋」シリーズ、「シュバルツ・ヘルツ」シリーズなど多数。

「2023年 『遺跡発掘師は笑わない 災払鬼の爪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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