嘘つきは姫君のはじまり ふたりの東宮妃 平安ロマンティック・ミステリー (嘘つきは姫君のはじまりシリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086013666

作品紹介・あらすじ

衝撃的な結末を迎えた百舌殿での事件-。すべてが終わったいま、莫大な身代金と引きかえに、大姫が九条家に戻ってくることを知る宮子。しかしそれは、九条家が擁立するお妃候補がふたりになったことを意味していた。宮子と大姫、どちらが東宮妃になるかによって、後宮の勢力図は大きく変わる可能性がある。改めて身代わりの秘密が重くのしかかる中、美貌の大姫と対面を果たす宮子だが…。

感想・レビュー・書評

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  • 本編は前2巻の後始末でミステリ要素なくつなぎと前振りに徹するの巻
    短編は持ち味が出ていて良
    馨子さまの活躍させかた振りがこの作品構成の重要なところ

  • ラストへむけて動き出した感満載でわくわくした!大姫がまだまだ未知の人なので、これからどのように動いてくるのか気になる。短編は雑誌で読んだけれど、本当にうまいなあと思わせる秀作だ。

  • ただ、真幸かわいそう、

    どちらとくっつく事になったとしても、
    馨子は正直土下座じゃすまないと思う(笑)

    だってどちらとくっつこうとも、たぶん幸せだし、
    思ってくれてるのがわかるから。
    馨子はある意味一人の人を愛するのを知らないから、
    知った時、自分のせいで、運命を変えてしまった事を
    後悔じゃすまされないだろうな。

    まぁ、どちらも宮子の幸せを願うだろうから、
    怨む的なものにはならないだろうけど。。。。

    やっぱり有子姫、真幸を好きになりそうけど、
    ヒロイン主義としては、そちらと上手くいってしまったら嫌だな。

    なんなら出来れば、三角関係のまま終わってほしい(笑)

  • 衝撃的な結末を迎えた百舌殿での事件。すべてが終わった今、大姫が九条家に戻ることを知る宮子。それはつまり、九条家の姫君がふたりになる事を意味していて。

    大姫が出てきてから、ハラハラしっぱなしなこのシリーズ。
    読みながら上手い展開だなぁとしみじみ思ってしまったり。
    大姫様と篝の恋が気になってしかたないです。最初のプロローグがすごく好きでした。

  • シリーズ物

  • 大姫登場。

    今のところは九条藤原家らしい姫、といったところでしょうか。
    にしても、この前の2冊をあわせて、上・中・下 にすればよかったのに。
    前巻の消化不良は解消されてました。

    宮子も少しずつ自分の気持ちを自覚してるんだかしてないんだか、ここにきて何故馨子が宮子の恋愛に首をつっこまないのか謎。身分と嘘がネックなら、こっちが本物ということで史実通りの流れになるんでしょうけど。

    ザ・後宮政治其の2的な展開になった巻。
    そろそろ終盤の様です。

  • 大姫、計算高いなー・・・
    宮子がすごくかわいく思えるわ・・・。

  • 1巻目で失踪した大姫が戻ってきました。
    衝撃のラスト。次巻の『東宮の求婚』が解決編になっています。

    この巻から恋愛色が濃くなります。
    東宮妃争いは大変ですね。

  • 終わってみたら、「あ、ちゃんとミステリだったんですねこれ!」と驚いたす。普通に後宮ラブコメ政治もの的な何かだと思って読んでたよ私・・・!!
    乳兄弟のひっかけは普通にひっかかる。でもミステリ慣れした人だったらちゃんと気づけそうなギミック具合なので私が鈍いだけか。
    てかこの巻読むと、次郎君の優しさは博愛っぽすぎて、この人とくっついても精神的にきついかもなぁと思った。

  • 宮子たちが身代わりになるきっかけになった大姫がついに登場しました!
    序章には駆け落ち相手の篝も登場!
    大姫が後宮に表れて東宮妃問題も大きく動き出した巻です。
    終わりが早く次が読みたくなる終わり方でした。

    短編の「東宮さまの甘い生活」は暗雲立ち込め始めた本編とは異なりほっこりできるお話です。
    色々甘いですよ!

    <参考もくじ情報>
    序章
    第一章:宴のあと
    第ニ章:恋の奴のつかみかかりて
    第三章:薔薇は笑う
    東宮さまの甘い生活

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