ジャパネスク・リスペクト! 氷室冴子『なんて素敵にジャパネスク』トリビュート集 (コバルト文庫)

  • 集英社
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086080804

作品紹介・あらすじ

少女小説の名作『なんて素敵にジャパネスク』を愛する作家が夢の競演!
現代を舞台に、とある姉弟の大事件を描く『じゃぱねすく六区』、
幼い吉野君とのエピソード『み吉野に 春は来にけり』、
結婚から10年経った瑠璃姫・高彬夫妻の物語『女郎花の宮』、
由良姫を励ます煌姫の、名推理が冴え渡るミステリー(!?)など、
ジャパネスクファンが楽しめるトリビュート作品をこの1冊に!
コミカライズを手掛けた山内直実のコミックエッセイ、1999年版のイラストを担当した後藤星が描く"名場面"も収録。

感想・レビュー・書評

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  • 本家ジャパネスクをリアルタイムで読んでいた世代です。どのお話も漫画もハズレなくおもしろかった!氷室冴子さんへのリスペクトをめちゃくちゃ感じました。とくに10年後の瑠璃姫・高彬のお話と煌姫たちのお話は文体もそっくり。コバルトは優秀な作家さんが続いていたのですね。ご本人が読んだら喜んだだろうな。

  • 没後10年ということに驚き。もうそんなに経つんですね。
    そうするとジャパネスクを読んだのはさらに遡ること何年前・・・?
    もう内容忘れたんじゃないかなと思いつつ読み始めたところ、全てが懐かしい。瑠璃姫あきひめやゆら姫ちゃんと覚えてました(笑)
    うーん読み返そうかな

  • ジャパネスク六区、、、ジャパネスクファンなら一度は夢見るであろうリアル瑠璃姫。こういう友人に思いっきり振り回されたい!という希望がかなった一話。伏線もお見事!
    み吉野に 春は来にけり、、、面白いというより綺麗?いつか吉野に行ってみたい。
    女郎花の宮、、、作者さんが大胆だなぁと思った。瑠璃姫の未来だなんて見たいような見たくないような内容だもんねー笑それにトライするとは。
    ということで好き嫌いはわかれるのでは?
    ジャパネスク・ネオ!、、、すごいなぁ、この中で一番ジャパネスクのキャラを掴めてた気がした。氷室さんの小説読んでる気になってたもん笑
    久しぶりのアキヒメ節。なんちゅーか、ほんと、好きだわアキヒメ。何だかんだ瑠璃と似てるよね笑
    氷室さんとの思ひ出、、、これはもう、ファンサだよね。フレンドリーな人だとは聞いてたけどこんな人だったんだ。
    あの名シーンを描いてみました!、、、これもいいわ~もっと厚みがあったほうが良かったけれども。好きなキャラを実体化(?)してくれるのってすごい嬉しい、、、笑
    ということでファンにはたまらん一冊でした。

  • ジャパネスクの世界をまた楽しめたことがなにより。書き手のみなさんに感謝!富田靖子でのドラマ化、また見たいけれど諸事情で放映は無理なんだろうな。高彬もはまり役だっただけに残念、、、

  • 読んで「公式(?)同人誌だ…!」という感想を持ちましたが、流石ジャパネスクファン、そしてプロの物書きの方…、惹き込まれました。吉野での子供時代のお話は、あのエピソードもこのエピソードも同じ日というのは無理があるのでは…?と思いました。
    確かに煌姫は二の姫にライバル意識燃やしてそう…。二の姫、心の傷が癒えて元気になっていると嬉しいですね。

  • 久々にジャパネスクの世界に飛び込んだ感じでした。
    特に『女郎花の宮』と『ジャパネスクネオ』が良かったかな。
    子ども6人はいくら仲睦まじくも違うイメージだったかも。もう少し瑠璃姫と高彬の会話を楽しみたかったかな、

  • なんと懐かしい、ジャパネスク瑠璃姫の世界が蘇ってきます。
    短編どのお話からもジャパネスクへの愛とリスペクトが溢れています。
    結婚後の瑠璃姫と高彬ってきっとこんな感じだろうし、煌姫も見事に復活。
    幼い瑠璃と吉野君、妄想現代版、コミックとイラスト。
    久しぶりにジャパネスクの世界に入れてすごく嬉しかった。
    もう一度ジャパネスクを全巻読み直してみたくなりました。

  • 大好きだった氷室冴子さんのなんて素敵にジャパネスクのアンソロジー。文体というかノリが、おぉコバルト文庫だ、と懐かしくもあったが、今の自分には懐かしい以外の要素はないなあと感じてしまった。

  • 氷室冴子さんが亡くなられてずいぶん経つけれど、彼女の生み出した作品は、今も私の心にあります。そして、それは、私だけでないはず。

    氷室冴子さんの時は、とまってしまったのかも知れないけど、読者だった私たちだけでなく、彼女の生み出した人物にも、時が流れ続けていると感じるのはとても幸せなこと。

    その後の瑠璃姫や高彬、ふたりを取り巻く様々な人たちがどんな人生を送ったのか、想像するにはとても楽しい。

    この本では、ずっと脇役だった高彬の姉君に当たる承香殿女御さまに〆ていただきました。

  • 久しぶりにライトノベルコーナーを覗いたら、懐かしいタイトルが。
    昔、引き込まれた作品のトリビュート集とのことで購入。案外ストーリーを覚えてないことにびっくりした。

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