炎の蜃気楼シリーズ(29) 無間浄土 (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086146708

作品紹介・あらすじ

一年半前、四国を襲った謎の大停電-それと時を同じくするように、日本各地に奇妙な症候群が発生し始めた。どうやら、コンピュータが関係した病のようなのだが、その患者は増えるばかり。いったい何が…。-戦国時代に端を発し、長野・松本で我々の前に姿を現した壮大な物語。各地にちらばるその関係者の運命を巻き込んで、巨きな輪が回り始めた。いよいよ、舞台は全国へ。

感想・レビュー・書評

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  • 炎の蜃気楼29

    裏四国が成就してから18か月経過。

    四国が、なんだか想像もできないようなすごいことになっている。

    綾子ねーさんが無事に救出されたようで嬉しかった。

    直江はあいかわらずネガティブに悩んでいるけど、ちゃっかり高耶に強姦まがいのことしている。露出すんのはやめろ。

    兵頭は綾子といい感じのカップルかなと思ったけど、ありゃーだめだ、冷徹すぎる。

    中川がけっこういい感じなんじゃね?慎太郎と同じ医者だし。

    28巻が分厚くて内容が濃かったのに対し、この29巻はさらりと読めた。

  • 日光の浅岡麻衣子ちゃんは結婚前。大阪の狭間元社長も社員の病気が心配。
    急性人格転換障害症候群と呼ばれる謎の奇病が蔓延している日本。四国は外界と隔絶している。調査官の二階堂麗子は飛行能力検証のため佐伯遼子と面識がある。
    名古屋にいる城北高校出身の矢崎徹と木村尚美も病気が気がかりで御守りを持ち歩く。
    仙台では佐和子が来年中学生になる息子のサッカー試合を見ながら高耶を思う。

    光秀に助けられた綾子は比叡山で尼僧の姿をし潜伏している。市街地で兵頭と会う。
    お遍路は逆打ちが主流になっている。幼くして亡くした娘を求め四国いりした松崎は《今空海》の高耶に会う。
    〈裏四国〉成就後、四国では多くの霊が憑依できないが霊体のままいられるようになった。「生存欲」の強い者は肉体持ちである。また四国の起こることが高耶はわかるように。四国に生まれる生に高耶は換生者を定める。
    兵頭らに高耶のことを教えられ、綾子は四国へ行こうとしたところ、駅の大型モニターに斯波英士が高耶率いるカルト教団に監禁されていた、APCDウイルスをまいていると発表。
    富士山麓で信玄を喰らった成田譲が目覚める。

    懐かしいキャラが沢山出てきてちょっとほっとするような巻でした。前巻までがとてもしんどかったので‥‥どのような形であれ、高耶の足場が固まったので、もうあとは突き進むだけでしょうし、読むのも楽になりそうでよかった。ずっとひっぱってきた譲もようやく覚醒ですから! 早く高耶と譲が読みたい。直江はその戦いの端っこで高耶だけ見つめてぐるぐるしてればってかんじです

  • 前回のラストから一気にに話が飛ぶような印象。
    読んでいて非常に懐かしいキャラクターも多く登場する。

    晴家は大好きなので登場は嬉しいし
    彼女と景虎の組み合わせは大好きなのだが
    この先どうなることやら。

    直江と景虎の諸々は正直言ってうんざりしている。
    闇戦国の結末が気になってひたすら読んでいる。

  • 綾子ねえさん、無事に登場。

  • 京都。四国。

    よかったー晴家ねーさん元気そうでよかったー!!何度も言うけど、直江は…なんなの…?あいつのTPO弁えない見境無さなんなの…?そしてシーバふざけんな。

  • 最終章第四部開始です~
    前巻の終わりからほぼ一年半後のお話です。高耶さんは22歳…一巻から数えて5年後…遠いところまできたもんだとしみじみ。
    最終章の始まりらしく以前でていたキャラが再登場の嵐です。そしてそれぞれが物語の渦中に入り始めています。うーどきどきする!ハッピーエンドがいいなあ!!
    なによりびっくりなのが、「闇戦国」にいる高耶さんとは違う世界の側にいたはずのお母さんが再投入されたこと。たぶん最後の方の引きなら妹の美弥ちゃんも巻き込まれていくんだろうなあ~
    そして今巻の最大の被害者楢崎くん。
    直江さんには羞恥心を取り戻してほしいです…

  • 久しぶりの晴家ねーさんの登場。
    というか、上杉さんちひどいよ!いつからほったらかしてたのさ、助けてあげてよ!

    ついに舞台は全国へ。
    黒成田復活、織田さんの爆弾発言と火種を抱えて、次回「耀変黙示録」全7冊に続く。

  • 炎の蜃気楼-29

  • とうとうきました最終章。今空海様。

    「譲れない一念がどうしてこんなに無力なんだろう。」で、号泣です。直江の無念さがでかすぎる。悲しすぎる。
    でもまだ、高耶さんと直江、それぞれの壮絶な戦いはここからなのですね…。

    久しぶりの晴家&譲(…)登場には嬉しい限りです。
    が…楢崎は見てしまいました…。笑

  • なんとかここまで読み進めてます。
    でもだんだん…なんだろ。倦怠期
    ?
    黒成田復活に希望をつなぎます。

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著者プロフィール

千葉県生まれ、東京都在住。中央大学文学部史学科卒業。「風駆ける日」で1989年下期コバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞後、90年『炎の蜃気楼』でデビュー。同シリーズは累計680万部を超える大ヒットとなる。他の著書に、今作を含む「西原無量」シリーズ、『カサンドラ』、「赤の神紋」シリーズ、「シュバルツ・ヘルツ」シリーズなど多数。

「2023年 『遺跡発掘師は笑わない 災払鬼の爪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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