逃げちまえ (コバルト文庫 の 3-12)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 150
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086146890

作品紹介・あらすじ

アメリカ禁酒法時代を思い出させる、火星マルスシティ。金髪美人の便利屋鈴木さやかは、人探しの依頼を受ける。尋ね人の名はチュチェ・フェレイラ。いつもスーツできめた小粋な悪党だった。さっそくチュチェを探し出したさやか。チュチェはなぜか、街いちばんの富豪カンディンスキー家の屋敷へ向かう。そこでふたりは罠にはめられ、警察に追われるはめに!!ロマンあり笑いありの大逃走活劇。

感想・レビュー・書評

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  • 人気作家様である野梨原花南先生の中でも傑作なのに、現在比較的入手困難な1冊です。
    ノベライズなど除き今作以外で見れない木下さくら先生の挿絵が絶品すぎるので(今でも文庫の挿絵という意味で1番好きかもしれない)、それだけでもオススメです(オイ)。
    今中古なら簡単に入手出来ますが(しかも2パターン。元々今は無き「スーパーファンタジー文庫」から出たものであり、紹介のものはコバルト移行版。旧版は本文が若干と挿絵が違います。旧版は未所持)、再販されてもいいのになぁ。
    てか続きが見れると凄く嬉しいかもしれないが、木下先生挿絵は難しいか;;

    と、本文も非常に良い。
    野梨原先生は単発というか1巻完結のほうが面白いと思います。
    1話完結の刑事ドラマ(日本物+海外物)のような感じで、軽快に起承転結します。
    2000年発売ですが、当時も1回読んでいたのですが大筋はすっかり忘れていたので(笑)、新しく読めました。
    …て大筋の大オチはしっかり覚えていたのですが(^_^.)

    今続編?の「あきらめろ!」も所持なのでこっちも読むつもりです。

  • これだけ物騒な町なのに、意外と犠牲者少ないな。
    闇設定がない訳じゃない、多分もっと色々あるんだと思う。
    でもノリは明るく、あくまで明るく、いつでも明るく。
    今はこんなラノベ流行らない?私が知らないだけかな。

  • 表紙に魅かれてジャケ買いしたけれど、軽く読めて面白い。
    マクロードが頭良いのか悪いのか解らないところが好き。
    ふっ、と笑える作品。

  • 『ちょー』シリーズで有名な野梨原花南先生の作品。アメリカ映画のような軽快なストーリーとキャラクターが魅力的でぐいぐい読めます。何回読んでも飽きない大好きな作品です!

  • (メモ:高等部1年のときに読了。)

  • 雰囲気がすごく好き。こういう映画が見たい。

    続編の『あきらめろ!』も持ってる。

  • テンションとノリと勢いのよさが爽快な逃走活劇。メイン以外の登場人物にも、それぞれちゃんとキャラクターがあってよいです。ホームレスの男女とかホットドッグスタンドのおっちゃんとか船頭さんとか。読後にタイトルがバシッと決まる感じも好きです。

  • B級映画感。

  • 趣味の世界だな(笑)。話の展開としては早い段階でオチはわかるんだが。まあ面白かった。何カ所か気になったのが台詞の前の早い段階で「〜が言う」とかいう書き方。直後に持ってきてくれた方がわかりやすい。誰の台詞だか見失っちゃうんだよ。頭良いのか悪いのかよくわかんない刑事が好きです。

  • タイトルと、主人公の台詞がよくあっていて、よけいに台詞に重みが出ていた気がします<br>
    何でも屋を営む女性と、小粋な悪党の話。<br>
    個人的にちょーシリーズよりこちらの方が好き<br>
    (2001/10)

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著者プロフィール

作家。富士見L文庫での作品に「マルタ・サギーは探偵ですか?」シリーズ、「妖怪と小説家」などがある。

「2017年 『鳩子さんとあやかし暮らし 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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