- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086301633
感想・レビュー・書評
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私の永遠のバイブル。
この文庫と出会わなければ、きっと今の私はいません。
パソコン関係のことにはもともと興味を持っていたけれど、きっとそれを職業にしたいとまでは思わなかったでしょう。
初めてこの本を読んだ時、私は中二病真っ盛り。
「やべっ、ちょっ、パソコン極めれば魔法とか使えるんじゃね?」とあの頃のアホな私は考えた訳で。
――――――カッコイイな、パソコン。
はい、馬鹿です。
それが私です。
それはさておき、話自体もテンポがよくて読みやすいですよ。
何より個性的なキャラクター達が良いです。
凄く個性が強いキャラばかりなのに、一人もその個性が潰されていないのが素晴らしい。
――――――んで、嘉穂ちゃんは俺の嫁です。(←聞いてない
コミック化やアニメ化だと騒がれていますが、私はそんなの関係なくこれはオススメです!
「ラノベで面白いのある?」と言われたら、絶対にこれを推します。
暇とお金があったら、ちらっとでも読んで欲しいですねー。
ちなみにこれ、今私が持ってるのは2冊目なんです。
1冊目は大事な友人から譲り受けたものだったんですが、ある事情があって燃やしちゃったんです。
だから2冊目を、今度は自分で購入しました。
という訳で、私が持っているのは第三刷発行のやつですが、実は初版から大ファンなのでしたー。
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なんだか少女漫画チックな匂いがすると思ったのは気のせいかしらん。
成長譚として綺麗にまとまっている。設定もうまいことやったなという感じ。
キャラクタはテンプレっぽいけど、これくらいのほうが私は好きなんだよね。奇を衒いすぎてると逆に引いちゃう。
文章だってラノベとしてはちゃんとしてる。なんで流行らなかったんだろ。
うまくまとまりすぎちゃって続きを読みたいという気にならなかった。気が向いたら読もう。 -
発達した科学というものは魔法と区別がつかないらしい。
昨今、目覚しい発達を遂げたあいてぃーというものも魔法そのものといってよいと思う。
この作品はPCを用いて、まるでプログラムを組むかのようにコード(魔法の素?)を組む。
呪文を唱えたり、魔女の血で空を飛んだりとかはしない。
PCにあれやこれやと命令して魔法を組む、というのがこの作品の基本的な部分である。
そしてその世界の中で、あまり魔女という言葉の似つかわしくない女性たちがPCを駆って魔法を放つのである。
そんなアンバランスさもこの作品の魅力でしょう。