- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086802123
作品紹介・あらすじ
東京でのめまぐるしい生活に馴染めなかった高校生のひろは、祖母の住む京都・伏見の蓮見神社に引っ越すことに。幼なじみで造り酒屋の息子・拓己の家を訪ねると、突然井戸から水が溢れ、不思議な声が……!?
感想・レビュー・書評
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2018年9月集英社オレンジ文庫刊。シリーズ1作目。水神の加護、小野小町の恋、桃邸の恋模様、雷神の子、の4つの連作短編。ずいぶんと優しい題名やなと思い、手に取りました。事件が先にあって、主人公とその周りの人の事情が後に来るので、少しミステリアスというか、のんびりした展開になってますが、読み終わると全てがわかります。白蛇のシロのことを拓巳は嫌うし、妖しいそぶりもあるのに、ひろのおばあちゃんに相談しないことが、不思議でしたが、ひろも拓巳も、正体には行きついていたようなところが感じられます。人々の事情もいったんわかったことですし、次巻を楽しみにします。伏見のちょっとした案内にもなっていて素敵です。
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京都伏見の祖母のところへ来た女の子のお話。不思議な声が聞こえたり見えたりする。
2020/6/11 -
周りのペースに合わせるのが苦手な、おっとりとしたひろ。拓己をはじめとして、多くの人がひろの世話を焼こうとするのが楽しい。ひろのことを理解できない人はイライラすることもありそうたけど、そうでない人はいいところがよく分かるから手助けしたくなるのかも。と思った。不思議な力のことで嫌われたくない。と思っているひろだけど、力自体のことは嫌とは思ってなさそう。今後も人の助けになるなら、自分の力を使っていくんだろうな。拓己の心配は尽きなさそう。
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主人公と同じくゆるほわとした雰囲気。
拓己が優しすぎる理由とかもきちんと書いてあって分かり易くて良かったです。文章も柔らかくて読みやすい。ただ、ひろがまだ成長途中で彼女の良さがあまり出ていないので、もうちょっと成長してくれればなと思います。 -
子供の頃から何か特別になりたかった。
お話の主人公のような。
不思議な力を持っていたり、誰かに特別大切にされたりと憧れの詰まったお話でした。 -
関東もんのちょっと問題ある女の子としっかり京都男子と云う、よくあるパターンの京都もの。伏見がメインの舞台と云うのが特徴。この手の主人公はちょっとイラつくけど、もう少し読んでみよう
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忙しない都会での生活よりも自然を感じる生活の方が私も好きだなぁ〜
周りの人もひろの性格を解ってくれて、寄り添ってくれてる
シロがどこまでもひろ贔屓が凄いけど
今後どうなるのかなぁ〜 -
優しい本
ひろが本当にゆっくり成長していくのが
読んでいて癒される -
水神と拓己の関係が微妙…
水神はもっとカッコいいのかと思ったら怖い…