- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087200768
感想・レビュー・書評
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心臓のさまざまな疾患を、症例とともにわかりやすく解説している本です。
医学についての知識のない一般の読者にも理解できる平明な文章で書かれているところに好感をもてました。ただ、心臓にかかわる病気の総覧にとどまっており、タイトルから想像されるような、現代の日本人の心臓疾患の状況とその対策について著者がみずからの考えを語っている本ではなく、個人的にはすこし期待はずれに終わりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
[ 内容 ]
狭心症、心筋梗塞といった虚血性心臓病は、今や日本人の心臓病の大半を占めている。
先進国に比較すれば、わが国の罹患率はきわめて低いといえるものの、予断を許さない。
その原因である動脈硬化を促進させる危険因子(高血圧、高脂血症、喫煙、糖尿病、ストレス、肥満、運動不足)が、蔓延してきているからである。
本書は日本人の心臓に焦点を合わせ、日常遭遇する種々の問題点について多くの実例をあげ、詳述する。
[ 目次 ]
第1章 日本人の心臓(心臓の構造;心臓の働き;心臓と自律神経;日本人の心臓病の現状)
第2章 主な心臓・血管系の病気の実態(心不全;高血圧と低血圧;動脈硬化性冠動脈疾患;狭心症;心筋梗塞;無症候性心筋虚血;弁膜疾患;先天性心臓病;心筋症;解離性大動脈瘤;不整脈)
第3章 検査法(心電図;心臓超音波検査;核医学検査;CT、MRI;心臓カテーテル法)
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ] -
難しい心臓の仕組みと疾患が分かりやすく書かれている。全ての疾患に具体的な症例がついている。