感情で釣られる人々 なぜ理性は負け続けるのか (集英社新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087208412

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  • 題名に興味を惹かれた一冊。人間はそもそも感情的な生き物であるという前提に立ち返ることで、理性や意志のだらしなさを説明している。また理性を強化する手段として、共感能力に期待する方法と理性による管理の徹底を示唆している。

  • 人間がなぜ理性ではなく感情で動くかということを、社会政治学の立場から分析した一冊。

    行動心理学の本ではないので、その点は差し引くとしても、あまり言ってることが理解できなかった。

  • まあ実際のところ理性より感情の方が優位なんだからあんまり理性理性言いなさんなという言説にシンパシーを抱いていたのだけど、確かに筆者のいう通り、かつて十分に理性的であった時代なんてないのだから、方向としてはいかに感情のウェイトを下げられるかという思考に向かうべきなんだよな、納得。

    それにしてもナッジとアーキテクチャの違いがようわからん。
    僕の理性もまだまだである。

  • 理性的で「正しい」はずの主張が、単なる感情論に見えるものに勝てない理由が垣間見えた。

  • 事例集としては興味深いが、期待していた、蒙をひらくパースペクティブはなかったというのが、読了した所感。堀内氏はもっと面白いものを書けそうな気はするが。

著者プロフィール

首都大学東京客員研究員、現代位相研究所首席研究員/政治社会学・批判的社会理論

「2018年 『談 no.112 感情強要社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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