- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087445268
作品紹介・あらすじ
幼い頃に誘拐され下町で育った伯爵令嬢のメアリ。両親の元に戻った彼女にはある秘密が……。白川紺子のデビュー作、待望の復刊!
感想・レビュー・書評
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幼い頃に誘拐され、花売り娘として育ったメアリ。実父母のもとへ戻ることができたが、彼女にはある秘密があった。
正直、ありきたりな展開ではあったが、かわいらしくて安心して読める。
軽い読み物としてちょうどいいのでは。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
282ページ
640円
4月20日〜4月22日
本好きの下剋上を読んだあとだったから、貴族の設定をすんなり受け入れられた。短い話の中に、ときめきとスリルがうまく詰め込まれていた。 -
2012年12月集英社コバルト文庫刊。2023年5月集英社文庫新装化。読み終わってから白川さんのデビュー作だと知る。2012年の集英社ロマン大賞受賞作だとか。19世紀ロンドンを舞台にしたファンタジー要素もある恋愛ストーリー。へぇーあの白川さんの!と、ジャンルに少し驚きです。洋装の語りとかに白川さんらしさがある。
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ツボにはまる面白さです。
亡くなった同じ名前の友だちと間違われて 貧しい花売り娘から 伯爵令嬢になったメアリ
ずっと本当のことが言えずに 嘘つきだと苦しんだけど 引き取った伯爵夫人は 間違いでもよかった。
それでも愛を注いでくれた。
自分のうそより 自分の行動を信じてくれる人が二人
伯爵夫人とジョシュア
本物の愛情に巡り合う話しです。
女装が似合ってる美しい ジョシュアの親友のディヴィット この存在が魅力的!
とっても楽しめる話しでした。 -
珍しく作家買い。『後宮の烏』好きなんですよ。
さて。時代はヴィクトリア女王の治世の後期。ロンドン。伯爵令嬢として暮らす、実は全然違う女の子のお話。
個人的にハタチ超えたいい年して社交界デビュー前の女の子に目つけるのはナシですが。でもこの設定じゃないと成り立たない面白さがあるんですよねー。この設定じゃないとこのお話は面白くならない、というわけじゃないようにも思うのだけど、元々はコバルト文庫だそうなので「じゃあこの年齢だ!」と。
コバルト文庫にはもう本当に大変長らくお世話になったので(まだ時々なってるけど)、今後も頑張ってほしいレーベル。 -
『力』の設定が甘く、あまり話が盛り上がらない。
メインとなるはずの恋愛部分は、キャラ設定がふわっとしていてあまりときめかない。
ドレス描写は綺麗だが、色や形などの時代考証がゆるい。 -
初回に読んだ時には登場人物があやふやで読み進めていた部分があったので、人物関係が分かった上ですぐに再読しました。
もともと集英社コバルト文庫から刊行されていた本らしく、可愛らしいストーリーです。
好き嫌いがあるかもしれませんが、私はこのお話、好きです。
あと、表紙カバーデザインが素敵です。