百舌の叫ぶ夜 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 3055
感想 : 294
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  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087451665

感想・レビュー・書評

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  • ドラマから入り、原作を読みました。
    記憶喪失の登場人物がテレビの歌番組を見ていて僅かながら記憶が戻る描写が個人的にスゴイと思いました。

  • あとがきがなんと、昭和61年!
    何年前だ???
    時間つぶしに図書館で、知った名前の作家だから選びましたが、王道のサスペンス、ハードボイルド小説でした。

    ドラマもあったのですか?
    表紙が西島さんだということに、あとから気づきました。

  • 時系列が前後左右するのに慣れるまで少し時間がかかるけど、それもまた色んな伏線になって、最後まで一気に読み続ける感じが気持ちよかった本です

  •  公安警察の活躍を描くサスペンス小説。視点は公安警察側と謎の記憶喪失の男の間を行ったり来たりで、謎がどきどきとさせる。謎や真相が入り組みすぎていることはなかったのだが、順に読み進めてゆくと途中で急に時系列がいつの間にか入れ替わっていて、そこは混乱するところだった。それでも楽しんで読むことができる小説だった。

  • 時系列が前後して書かれていて、戸惑ったところもあった。展開がスピーディーで、最後の関係者一同が集結する場面は緊張感が伝わってきて、ドキドキした。

  • 百舌シリーズ。
    新宿の雑踏のなかで爆弾が爆発し、死者二人に負傷者21人の大惨事が起こる。
    爆破事件の鍵を握るテロリストの新谷和彦は、岬にて傷だらけで発見される、記憶喪失となっていた。
    爆破事件で妻を殺された倉木警部は、事件の真相をおう。警察庁警務局の津城特別監査官も登場し、警察内部の不祥事も暗躍する。
    面白い、テンポも良いし、一気読みしてしまいます。

  • 結構長い刑事もののミステリー小説。なかなかに設定が複雑で登場人物も若干多めなので私にはちょっと読みづらいけど、面白いは面白い。
    ちょっと前の小説なので描写とかが今だと???というのもある気はするし、時代背景を知っているほうが面白く読める気がするので、発売当時に読めるともっと違ったのかも。

  • ストーリーは面白かったけど、人物が好きになれなかった。

  • レビューは追って。

    2014年23冊目。

  • 能登半島の突端にある孤狼岬で発見された記憶喪失の男は、妹と名乗る女によって兄の新谷和彦であると確認された。東京新宿では過激派集団による爆弾事件が発生、倉木尚武警部の妻が巻きぞえとなり死亡。そして豊明興業のテロリストと思われる新谷を尾行していた明星美希部長刑事は…。錯綜した人間関係の中で巻き起こる男たちの宿命の対決。その背後に隠された恐るべき陰謀。迫真のサスペンス長編。
    (1986年)
    — 目次 —
    第一章 爆死
    第二章 尋問
    第三章 幻影
    第四章 電撃
    第五章 脱出
    第六章 謀略
    後記
    解説/船戸与一

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著者プロフィール

逢坂剛
一九四三年、東京生まれ。八〇年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八六年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。二〇一三年に日本ミステリー文学大賞、一五年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞。「百舌」シリーズや「長谷川平蔵」シリーズなど著作多数。

「2022年 『最果ての決闘者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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