マスカレード・イブ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 22564
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087452167

感想・レビュー・書評

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  • 前作のマスカレード・ホテルを読んだその勢いのままに読破。
    やはり東野圭吾の本は読みやすい、そしてミステリーがおもしろい!
    本の冒頭ですぐに舞台がマスカレード・ホテルよりも昔の話だとわかり、新田刑事と山岸さんとの繋がりは果たして出てくるのか疑問に思いながら読み進めました。昔、直接顔を合わせてはいないもののお互いに繋がりがあったんですね。バディものであり恋愛要素が絡むものが好きなので、内心ニヤニヤしてしまいました。
    この勢いのまま次作を読むか、それとも気分転換として違う作品にするか悩みます。

  • タイトルの話もいいけど、冒頭の1話目が好き。
    尚美の元カレの話。
    短いけれど複雑で、きれいにまとまっていて、東野圭吾の真髄を見た感じ。

  • ■ 2301.
    〈読破期間〉
    2023/1/4~2023/1/24

  • マスカレードホテルに続いて2冊目を読破。
    正直私はこっちのイブの方が好き。

    尚美と新田がまだ出会う前のお話。
    1作目のホテルでは尚美がホテルマンとして完璧な女性でかっこいいと思う反面、女として可愛げがないなぁと思ってしまったのでフロントで働くにあたりまだ慣れない感じがあるところに人間味を感じて良かった。どんな完璧な人にも新人時代はあったのだと。

    殺人内容もまさか交換だったとは思わず、かなり考えて読んだがそのトリックはわからなかった。
    ページ数もそこまでないから2日ほどで読めた。
    面白かった。

  • 尚美と新田の二人が、連続殺人事件解決の為に出会う前のそれぞれの物語。
    前作で語られたエピソードや、謎多き殺人事件。
    いずれ、この二人が出会うんだと、ワクワクしながら楽しく読みました。

  • まさにタイトル通りイブ、前日譚という話で面白かった。続編も読みたいし、前作マスカレードホテルもまた読みたくなった

  • 話がさくさくと進むのが良い。
    と言って決して言葉足らずという訳では無い。
    不要な描写を一切入れない洗練された文体と言うのか……。(あくまで個人の感想。個人的には長すぎる比喩や描写は好きで無い)
    研ぎ澄まされた単語がいつもながらの安定感を生んでいるんだとページを捲る手が止まらなかった。
    読み始め数行足らずですぐに本題に突入する潔さも好みの一つ。……街並みをつらつら飾り立てたり、主人公の容姿を細かく説明したり、感情一つを分かりにくい比喩で表現してみたり、が、無いのが良い!!
    (あぁ……肝心なストーリーへの感想が無かったな。
    が、☆5なので自信を持ってお勧め。)

  • 映画マスカレード・ホテル、マスカレード・ナイトの2作が好きで購入。
    新田と尚美の出会う前の話。
    短編なのでさくっと読めてどれも凄く面白かった!
    特に3作目が1番好き。
    これで全て解決かと思いきやそれでは終わらない、幾つもの謎明かしが出てきて何度も驚いた。
    東野圭吾さんの本は初めて読んだけど、凄く読みやすくて自分に合ってた。
    新作のマスカレード・ゲームも読んでみたいなあ。

  • 面白かったです、ホテルの前日譚、2人ともかっこいい。

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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