生きて候(上) (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087460049

感想・レビュー・書評

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  • 本多政重が主人公。安部さんは可愛い人書くんですよね。若利政とか掃部とか。塩結び…!

  • 秀家が良い具合に目立ってると聞いて(政重さんごめん)
    頭も良くて爽やか王子…天は二物を与えた。
    けども流罪は免れない。

  • 本多正信の次男、本多政重を描いた作品です。
    阿部龍太郎の作品は、わかりやすくていいですね。
    史実では自由奔放な人物として何度も主家を変えるのですが、この作品ではその事にはあまり触れずに、関ヶ原合戦の前後を中心に描いています。
    政重は、その後、会津120万石から30万石に減封・移封された米沢藩の、上杉家家老・直江兼続の娘婿となります。
    兼続も、謀将・正信の次男政重を通じて、お家存続のために仕方なく縁組を行なったのでしょう。
    しかし、兼続の娘は病死してしまい、今度は弟・大国実頼の娘を娶らせますが、政重は、減封によって生活に苦しむ米沢家家臣団に気兼ねして、出て行きます。
    最後に、加賀前田家に仕えて、5万石の八家(加賀藩の八家の家老職)筆頭として、子孫は明治まで続きました。

  • 上下巻

  • 新規購入ではなく、積読状態のもの。
    2010/7/23〜7/25

    本多正信の次男として生まれたものの、槍奉行倉橋長右衛門の養子になった倉橋長五郎政重。わけあって、秀忠公の近習を切り捨てて徳川家を出奔。前田利家の密命を受け、慶長の役真っ只中の朝鮮半島に渡る。あまりの悲惨さに心を痛める政重。敵討ちやら天下取りをもくろむ徳川家の策略など、次から次へと巻き起こる難題に義に生きる一本気な政重が清清しい。格好良い男である。下巻が楽しみ。

  • 各章のタイトルになってる詩やセリフに痺れる!登場人物は、文句なしにかっこいい主人公の本多政重より脇役達がよかった。特に父親の本多正信が好き

  • 安部龍太郎さんの作品の中で一押し。

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著者プロフィール

作家。1955年福岡県生まれ。久留米工業高等専門学校卒。東京の図書館司書を経て本格的な執筆活動に入る。1990年、『血の日本史』(新潮社)で単行本デビュー。『彷徨える帝』『関ヶ原連判状』『下天を謀る』(いずれも新潮社)、『信長燃ゆ』(日本経済新聞社)、『レオン氏郷』(PHP研究所)、『おんなの城』(文藝春秋)等、歴史小説の大作を次々に発表。2015年から徳川家康の一代記となる長編『家康』を連載開始。2005年に『天馬、翔ける』(新潮社)で中山義秀文学賞、2013年に『等伯』(日本経済新聞社)で直木賞を受賞。

「2023年 『司馬遼太郎『覇王の家』 2023年8月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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