生きてるうちに、さよならを (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 732
感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087462258

感想・レビュー・書評

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  • これは、ホッコリ系のフィクションかと思いきや、サスペンス!?

    半日で読み切ってしまった。
    誰にでも、言わないだけで大きな秘密ってあるんですよね。

  • タイトル見て、涙もの?と思ったが、後半からサスペンスになった。最後はそうくるかって感じ。意外とあっさり。初めて吉村達也さんの本を読んだ。他の本も面白そうなので読んでみたくなった。

  • 最終的な展開が思っていた以上にチープ。帯の宣伝文句に期待しすぎてしまったのかも知れません。「感情に語りかけてくる」とあったので、感動系を想像してしまった私もいけなかったのかもしれませんが...

  • 自分の不倫相手がかつて妻の母が不倫をして滅びさせた家の娘であり、最終的に妻はその不倫相手に殺されるという話。よくできた小説。生前葬という考え方も面白かった。
    生前葬は現役を退く際に実施するのがタイミングとのこと。

    生前葬という考え方。
    P26 ずっと会っていない方たちだけお招きして、再会するパーティーなんです。
    P27 気がつくと、もうあの人は自分の人生から消えてしまったのだ、という別れがたくさんあることを知っておいていただきたいんです。その真実を意識していると、一期一会を心から大切にしていく気持ちになれるんですね。

    P52 葬式は、そのセレモニーの実行のために遺族を忙しくさせて、悲しみを忘れさせるためにあるという効用を説く人間もいるけれど、むしろ身内は、悲しむだけ悲しんだほうがいいような気がする。

  • とっかかりはベタながらも悪くないテーマだと思うし、実際半ばあたりまではそれなりの期待を持って読み進んでいたのだが、後半はなんだかチープなミステリーもどきのような趣向に走ってしまって、思いっきり尻すぼんだ読後感になってしまった。
    筆は確かだからスイスイとページを消化していくことはできるけれども、それ以上のものは得られなかった、残念ながら。

  • 期待していた分評価が低いかな。主人公に感情移入は出来ました。

  • 会社のことしか顧みない社長が愛人と第二の人生を歩もうかと考え出した矢先に妻が余命幾ばくもないことを知る.妻の死が間近に迫ってようやく今まで知ろうとしなかった妻の過去を探し始める.
    4-7章の内容をまとめればもっと洗練された作品になったのではないかと思う.どんでん返しで驚かせたかったのか感動させたかったのか鬱にしたかったのか意図がわからない.もしくはラストをもう少し上手くまとめられれば良かったのかも.

    *2015.11

  • 帯に騙されたなぁ。
    良いお話なのに、この帯のせいで変に構えてしまって、読み終えた時の印象が薄かった。
    「どんでん返し名作小説」って、このお話を讃えるところはそこじゃないよ…。

  • このタイトルに生前葬、さらに帯にあった「ラストのどんでん返し」のコピー、それらにつられて読みました。確かに読めたのですが、終わってみたらなんとなく何だったんだろうなって感じが残るだけで、印象が薄い感じでした。どんでん返しは、例によって過剰なキャッチコピーと思っていたので案の上ですけど(^^;、いくらなんでも「隠れたどんでん返し名作小説!」は言い過ぎだろうな。全体に流れるもやもやした感じと、なんとなく深みがない話で小説を読んだ気分にならなかった感じ。

  • 後半で地元が舞台として登場するので親近感が湧き、一気に読めた
    実は復讐者がそばにいたっていうのは、安っぽさしか感じない

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著者プロフィール

東京生まれ。一橋大学卒業後、ニッポン放送ディレクター、編成プロデューサー、 扶桑社書籍編集長を経て1990年より専業作家。
1986年扶桑社在籍中に執筆した『Kの悲劇』でデビュー。2009年10月発売の『蛍坂』が200冊目の著作。
2011年9月ライフワークの『魔界百物語』がスタート。100本の書き下ろしミステリーに挑む。

「2012年 『幻影城の奇術師』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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