- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087462258
感想・レビュー・書評
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人に勧められて、一気に読みました。
最初は「綺麗な表紙だな〜」と読み始めましたが、
読み終えた今では、表紙に様々な思いを馳せてしまいます。
最後は鳥肌がぶわ〜っと。
もう一度読み返したら、また違った見方になりそう。
帯にあった通り、どんでん返しの隠れた名作ですね。 -
2015*10*24
隠れたどんでん返しの名作ってのと、表紙に惹かれて読んだ本。 -
モノローグで語られた創業者の主人公の人生の締め括りについての話。
終盤に一気に展開して、続きが気になったところでストンと終わった。
途中まであまり楽しめなかっただけに、途中まで丁寧に書かれていただけにもう少し読みたかった。
でもこの体裁ならこれで終わるのは自然なのかも知れない。 -
どんでん返しで有名なものということで読んでみたが、確かに面白かった。ただドンデン返しが大抵より悲しい結末になる気がする。実在する村や実際に伝承されている話をもとにしているのでそれなりにリアリティがありそうで怖い。
地理&歴史が趣味の新井はキンシオに通じるものがあるなとふと思った。意外とそういう趣味の人っているよね。 -
隠れたどんでん返し名作小説、と言われる一冊。先輩から借りて。どんでん返しは私の大好物である。
上場企業の社長・本宮が主人公。彼が語り手となり、物語は進んで行くのだが、1章ごとに語る相手を変えている。そこがまた緊張感を煽るのに良い効果を生んでいる。
知人でありベテランの人生相談回答者でもある元大塚綾子先生と、本宮の友人の死がきっかけとなり、彼は生前葬を企画しようと動き出す。そこから物語は、目をみはるほどのスピードで急展開していく。
妻の涼子、2人の子供たち。そして愛人のさゆり。涼子に突然、不治の病に侵され、余命が幾ばくかしかないことを告げられてから、さゆりとの関係や、そして涼子の過去。様々な事実が明らかになっていく。富と名声を手に入れ、スピーチも饒舌、揺るぎない自信の持ち主であった本宮が、次々と明るみになる事実に動揺して、狼狽し、精神が少しずつ崩壊していく姿の描写がとても巧く、著者の力量を感じた。
登場人物一人一人の存在が、後半の伏線を読み解く重要なキーパーソンになってるし。キャラクターの魅力は大きい。
しかし、ラストの数ページが残念…。事実が明らかになった後の、本宮のラストシーンまでの展開が異常なほどの速さ。もう少し丁寧に描いても良いのでは??
それと、さゆりの復讐への執念がそもそも尋常では無い気がする。両親を失ったのは、5、6歳のころ。そんな子供の頃から、大人になるまで恨みを持ち続けるって、少し現実的じゃ無い気がした。
でもやはり全体を通しての物語の運び方が天晴れである。夢中になって読んでしまった。東北への旅の良いお供となった。 -
本屋で立ち読みして読み終わった本。
内容はライトで、その分いろいろ想像を掻き立てられた。もう少し読み込めば違った読み方ができるかもしれない。 -
「あなたが天国へ行った瞬間を知ってたわ。だって真夜中にきたわよね、私の部屋に。ごめんねって泣きながら…」「兄弟、おれに黙って、なぜ先に逝った。バカヤロー!」親友の葬式で、勝手に死者との絆を強調する自己陶酔型の弔辞に嫌気がさした会社社長の本宮は、自分自身の生前葬を企画する。だが彼は知らなかった。妻の涼子が重い病に冒されて、余命幾ばくもないのを隠していることを……。
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なんというか、最終的にすごいどんでん返しをくらう。
うっそー!?
ってかんじ。
そんでもって後味が悪い!
あー…
なんかね、どんでん返しぶりは素晴らしいですが、好きじゃない…
というのが結論。
正妻、愛人、そして主人公。
愛人、怖い…