サンタクロースのせいにしよう (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 76
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087471250

感想・レビュー・書評

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  • 一戸建てを2人でシェア、料理さえ作れば家賃はタダ。そんな美味しい話を見逃す手はない。というわけで、気はいいけれど変わり者のお嬢様・銀子さんの家に居候することになった私。しかし、引っ越しそうそう、幽霊は出るわ、ゴミ捨て場の死体騒動に巻き込まれるわ…なぜかトラブルが続発。郊外の平凡な住宅地を舞台に、愛すべき、ちょっと奇妙な隣人たちが起こす事件を描くミステリ短編集。

    ぼんやりしながら読んだせいか、ちょっと粗っぽい感じ。ミステリーとしても決着しているようないないような、なんか座りが悪い。とにかく銀子さんが奇天烈で、私は銀子さんとは住めないわ……。

  • 何だろう、ミステリ、とも一言で表現しにくい、「人間のちょっと汚い部分をテーマにしたミステリっぽい話」。

    この人の作品はポップなタイトル+可愛らしさもある表紙絵で色々、騙されがち。

  • 引っ越し早々に幽霊がお出迎え!?愛すべき隣人達と、事件の数々を描いたミステリ連作集です。
    うん、まさに愛すべき隣人達。家主の銀子さんを筆頭に、ご近所さん達もなかなかいい。
    理屈っぽく毒気もある主人公は好みが分かれそうですが、わたしは結構好きでした。

  • 失恋して新しい住まいを探す柊子は、友人の紹介で銀子が住む一軒家に同居することに。やや浮世離れした銀子と、その家に出る幽霊とに驚きつつも、その暮らしに慣れてくる。
    周囲で起きる小さな事件の謎解き物で、作者らしく読みやすい。銀子さんや夏美の人物像が面白い。

  • 2017/12/4

  • 日常ミステリなので特に。
    幽霊とかでてくるし。

  • 日常の謎短編集。
    ちょっと設定が複雑というか、謎のために作った感じが強い印象。

  • 料理さえ作れば家賃はタダというルームシェアをすることになった岡村柊子。変わり者のお嬢様である松江銀子さんの家に居候することになったけど、引っ越してみたら幽霊は出るし、ゴミ捨て場では死体騒動とトラブルばかりで…

    久々の若竹作品。短編集で読みやすい。銀子さんの変わり者具合も凄くて、あっという間に読んでしまった。表題と幽霊の正体がわかる『犬の足跡』が好きかな。彼らのその後の話はあるのかな?ちょっと気になります。
    また『ぼくのミステリな日常』が読みたくなってきたなぁ。

  • 主人公・岡村柊子によるミステリー第一作目の本作。
    友人の夏見からルームシェアを探している人を紹介され、行ったものの…シェア人の銀子さんはとにかく凄い人!しかも家には老婆の幽霊が!
    そんな始まりで、非常に読みやすく、あまり
    ミステリー慣れしていない私でも読めるような内容でした。王道ミステリー好きには物足りないと思います。
    日常の何気ない謎をありえない想像からアプローチして解決していくので「え?その発想は流石にないだろう。」と思っても最後には
    「な、なにぃ…」となっていくのが面白かった。
    本作はそんなに長くなく、すぐ読めました。
    続きもあるようなので読もうと思います。

  • 不可なく。ちょっとテイストが合わないかなと感じつつもまっすぐに読み進んじゃった。著者の別な作品も読んでみようかと思う。

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著者プロフィール

東京都生まれ。立教大学文学部史学科卒。1991年、『ぼくのミステリな日常』でデビュー。2013年、「暗い越流」で第66回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。その他の著書に『心のなかの冷たい何か』『ヴィラ・マグノリアの殺人』『みんなのふこう 葉崎は今夜も眠れない』などがある。コージーミステリーの第一人者として、その作品は高く評価されている。上質な作品を創出する作家だけに、いままで作品は少ないが、受賞以降、もっと執筆を増やすと宣言。若竹作品の魅力にはまった読者の期待に応えられる実力派作家。今後ブレイクを期待出来るミステリ作家のひとり。

「2014年 『製造迷夢 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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