ジョッキー (集英社文庫)

著者 : 松樹剛史

• 集英社 (2005年1月20日発売)

感想・レビュー・書評

[はるたさんの感想 · 2014年9月11日]

そもそも馬に興味がない時点でつらいかなと。

[maipopoさんの感想 · 2014年3月20日]

中央競馬の一人の騎手を中心に、競馬界の人間関係を描いている。
この世界にもいろんな人がいて、各自の思惑があり駆け引きがある。
こだわりを持って生きており、そのこだわりのため技術的に優秀であるにもかかわらず騎乗機会に恵まれない。損得で考えれば生き方がヘタだと言える主人公。
最後にはそれなりに結末があるのだが、なんとなくスッキリしない。拍手喝采でスカッとする終わり方をして欲しかったし、その後、どうなったのか？
それなりの盛り上がりの場面があるのだが、盛り上がりきらなくて次の場面に流れて行ってしまってちょっと消化不良
な感じがする。
続編が欲しい気がするが、寡作な作家さんでもったいない。

[jitanさんの感想 · 2013年12月24日]

内容紹介
栄光に向かって疾走する、若き騎手の青春。
女子アナとの淡い恋、横暴な馬主との確執、馬への愛情――様々な思いを抱え、心優しき騎手は天皇賞の大舞台に挑む。魅力的な登場人馬を描く第14回小説すばる新人賞受賞作。(解説・藤代三郎)

[kogakenさんの感想 · 2013年9月22日]

競馬みにいったことはないけど、臨場感を感じた！競馬って奥が深い。

[s15milkyさんの感想 · 2013年8月17日]

騎乗依頼が少なく乗る馬に恵まれないジョッキーの話。ベテランが乗りたがらない癖のある馬ばかりに騎乗することが多くなる。そのおかげか馬の癖に対応する技術があり不利ながらも好成績まで伸ばせることが多い。登場人物もみな個性があり最初から最後まで楽しく読めました。

[k10bookさんの感想 · 2013年7月28日]

技より社会性。

[りくまるさんの感想 · 2013年6月7日]

☆3.9
財布は空っぽ、乗る馬にも恵まれないフリーの騎手・八弥と、周りの馬たちや人々の話。競馬を題材にした小説は初めて読んだけど、個性のある馬たちを八弥がどう走らせるのか考えて、実際のレースの描写がイキイキしてる。迫力もあるし。面白い世界だなーって思った！

[yakumo003さんの感想 · 2012年11月13日]

技量はもちながら、人間付き合いが苦手なため、なかなかレースでの騎乗が出来ない、貧乏ジョッキーの話し。恋愛話は陳腐なので、そこだけマイナス。

[こおりさんの感想 · 2012年10月2日]

ご都合主義ではあるが楽しめた。

評価色：黄緑

[thanks3dsさんの感想 · 2012年9月6日]

　競馬をテーマに扱った小説。名の売れていないジョッキーが主人公だ。深みのある話ではないけれど、結構面白く読むことができた。作中のエピソードには、どこかで見たことのあるようなありふれた話が多かったけれど、描き方は丁寧でまっすぐ、悪くない。

　強圧的な悪役馬主や、都合よく主人公に惚れるヒロイン、強い馬の圧倒的な勝ちっぷり、などなどを見ていると、まるで週刊連載のマンガを読んでいるような感覚を覚えた。型にはまったストーリーなのは間違いないと思う。でも、だからこそ、楽しく読める小説なんだろう（終わり方がやや唐突に思うのも、漫画の打ち切りを思い起こしてしまうのだけど…）。

　自分は競馬経験者だったので違和感なく楽しめたんだけど、未経験者には説明臭く感じる場面はもしかするとあったかも。どうだろうか。