雨月物語 大庭みな子の (わたしの古典シリーズ) (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087484465

感想・レビュー・書評

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  • 2015年4月26日に開催されたビブリオバトルinいこまで発表された本です。テーマは「咲く」。

  • 古本屋で買った雨月物語
    好きな作家、大庭みな子さんが現代語化したものだからもったいなくて、数年本棚に置いていた。
    本棚に置いておいて、それこそもったいないことをした

    まるで紙芝居の絵のように、ひとつひとつのお話が脳裏に焼きつく。
    特に「青頭巾」は、極まる執着に憐れを感じた。執着は苦しいものだ。

    「貧福論」の左内を見習い、お金に対する気持ちを改めようなどと思う自分に笑ってしまった。
    ああお金持ちになりたい!”富貴への道は技術であり巧みなものはよく集めるが、下手なものは瓦を壊すよりかんたんに失ってしまうものだ”(145頁より)
    そりゃそうだなあ。

  • 有名な雨月物語に、あまり知られていない春雨物語の一部も掲載されていてお得な一冊です。

  • 昔の本、面白いです。ホントに面白い。
    しかも皆人情に溢れてて泣けちゃいます。

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著者プロフィール

1930年、東京生まれ。津田塾大卒。68年、処女作『三匹の蟹』で群像新人賞、芥川賞を受賞。代表作に、谷崎潤一郎賞作『寂兮寥兮(かたちもなく)』、野間文芸賞作『啼く鳥の』、川端康成文学賞作『赤い満月』など。小説の他にも、詩、エッセイ、評論、翻訳など幅広い著作を生み出している。芥川賞など数々の賞の選考委員もつとめた。

「2005年 『大庭みな子全詩集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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