はるさきのへび (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 169
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087486261

作品紹介・あらすじ

26歳の平凡なサラリーマンの、妻以外の女性との、ちょっとドキドキする出会いと、アヤシク微妙な心の動きをとらえた「階段の上の海」。赤ちゃん誕生と育児を、新米ママの視点で描く「海ちゃん、おはよう」。娘の成長を見守る父親の心と家族のエピソードをちりばめた「娘と私」。冬眠から目覚めたばかりのへびのように、のんびり、でもそわそわする人生の一時期を温かいタッチで綴る私小説3編。

感想・レビュー・書評

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  • 最後まで読んで「はるさきのへび」というタイトルに納得。のんびりと、どこかあたたかい気分になりました。
    結婚まもなく、子供が産まれた時を母親視点から、さらに子供が産まれてから20年後、それぞれの三編からなる私小説。

  • 椎名誠の自伝的私小説の短編集。
    家族の成長に伴って距離感が変わり、愛情の在り方も変わっていく。

  • ほのぼのしている家族の物語。妻、子供のある日常のありふれた生活の中に垣間見る幸せのようなもの。とても椎名誠っぽい。

  • 最初の話がきらい。他の話だと、主人公はぼんやりして、憎めないキャラなんだけど、この話しに限っては、流れに身を任せて何も考えていないのに腹がたった。

    他二作はおもしろかった。

  • 椎名さんの私小説です。娘の絵本を借りに図書館に行った際、何となく手に取った1冊。たぶん前にも読んだことあります。
    椎名さんの本としては、自分はあまり入りこめなかった。

  • 武装島田倉庫に続いて読むと、その落差というか温度差におどろくけれど、どの作家も年を取るとおちついてくるんだなあということを伺わせてくれる作品。題名のようにてれーとしている。

  • ほんわかとした感じに癒されるぅ

  • 椎名誠の数ある私小説のうちひとつ。静かな男気と優しさとめんどくささに溢れた主人公の日常。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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