世界の支配者 (集英社文庫 ウ 7-11 ジュール・ヴェルヌ・コレクション)

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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087602319

作品紹介・あらすじ

高速で移動する未確認物体が、北米大陸各地で目撃された。ペンシルヴェニアの路上、ボストンの沖合、カンザスの湖底-。ミルウォーキーでの自動車レースに出現したその物体は並み居る高性能車をごぼう抜きにしてミシガン湖へ消えた。アメリカ政府はその技術を数千万ドルで買い取ると広告するが、届いた拒否の返答には"世界の支配者"の署名が…。ヴェルヌ晩年の異色作、本邦初訳で登場。

感想・レビュー・書評

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  • ヴェルヌ晩年の異色作です。

    ヴェルヌという人は、1800年代 科学の先端をいくアイデアを次々とその作品で披露してきました。
    それに刺激された科学者や技術者たちが その実現を目指して、私たちはその恩恵にあずかっているのです。

    それだけでなく、新しい技術を 誰がどう利用していくか! が 一番大切なんだということを、ベルヌもネモ船長も 私たちに伝えています。
    今の世界をみたら、なんて思うでしょうね!

    半年間、ジュール・ヴェルヌにどっぷり。講座にでてずいぶんたくさん本を読みました。 そろそろこれで 打ち止めかしら。
    (まだ読んでない本はたくさんありますが・・・)

    作品がもっと映画化されると楽しいですよね!
    100年前のすごい! (技術) も今じゃ普通 !?
    いまさら映画化しても誰も驚かないのかなぁ〜 
    そういう意味では、 3Dめがねをかけて見た 「地底旅行 URLは http://center.gyao.jp/ 『センター・オブ・ジ・アース』 : 」 2009年10月25日公開 はよかったね。

     ⇒ URLは http://sea.ap.teacup.com/applet/pasobo/msgsearch?0str=%82%A0&skey=%83%94%83F%83%8B%83k&x=27&y=10&inside=1 『Myあれこれブログ:ヴェルヌで検索した結果』 : 

  • 100年も前に登場していたエプヴァント号はボンドカーを上回る高性能の様で、もっと活躍を見てみたいマシンでした。

  • 集英社のジュール・ヴェルヌ・コレクションの最後の翻訳。
    ヴェルヌが亡くなった年の、前年に書かれた作品。
    ひっぱった挙句に、アッサリ終わる感じで、拍子抜け感はあるけれど、奥が深い。

    「征服者ロビュール」に引き続いた続編。また、拉致されてます。ヴェルヌは誘拐が好きだね。
    1作目の「あほうどり号」から、さらに進化し、「エプヴァント号」という乗物になっています。
    陸、水上、海底、空と4つのモードで対応可能で、まさに夢の機械。
    ヴェルヌはこれまで色々な発明品を登場させていますが、これは最上、最強クラスです。
    動力は、やはり電気。その仕組みは、空気中の微量な電気を動力にしているのだとか。
    ちなみに、ノーチラス号もその原理で動いているらしいです。初めて知りました。

    続く→http://hihidx.blog115.fc2.com/blog-entry-372.html

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著者プロフィール

Jules Verne, 1828 - 1905.
フランスの小説家。
『海底二万海里』『月世界旅行』『八十日間世界一周』
『神秘の島』『十五少年漂流記』など、
冒険小説、SF小説で知られ、SFの父とも呼ばれる。

「2016年 『名を捨てた家族』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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