悲しみは早馬に乗って (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087605525

感想・レビュー・書評

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  • ストーカーの話が多くて、ネットストーカーに遭った経験のある私にとっては身につまされる…

  • 「おばちゃまは飛び入りスパイ」のおばちゃまシリーズが大好きで、ドロシー・ギルマンさんの作品を全部読んでます。
    …と思っていたのですが、この作品をまだ読んでいないの発見したので読みました。
    おばちゃまシリーズの何が好きかというと、ヒロインであるおばちゃまが普通のおばさんっぽい見た目であるにも関わらず、凛としていていざというときに勇ましい行動ができるところがかっこいいと感じるからです。
    本作はそんなドロシー・ギルマンさんの短編でしたが、どのストーリーのヒロインも、おばちゃなと共通する凛としていていざというときに勇ましい行動をとることができる女性たちでした。
    表題作「悲しみは早馬に乗って」はジプシーたちに囲まれて絶体絶命のピンチの時に母が言い出した言葉により、そのピンチを切り抜けます。

    かっこいい!!
    正直、そう感じました。
    機転をきかせ、それを実行にうつせる勇気を持つこと。
    ドロシー・ギルマンさんの作品を読んでいると、こんな女性、かっこいい!!と何度も感じさせられます。

    今後は新しい作品はでないのかなぁ。

  • どの作品の主人公も機転が利いて、頭がいい。そのおかげでさらっと読むことができて、また続けて読むと物足りなさを感じた。

  • ギルマンの最新出版本。8本の短編からなるが、私は3本読んだところで終了。ギルマンのエッセンスは感じられるんだけど、物語がいつものように面白くない。短編だから?それとも作者の高齢による体力低下のため?と勝手に想像して本を閉じた。ギルマン本にはいつも翻訳者の柳沢由実子さんの解説がつく。これが好き。そんなわけで今回は3編読んだところで解説へ。するとこの本がギルマン本として翻訳する最後の仕事であろう、この8編はギルマンの初期の作品であり、アメリカ国内では書籍化されていないものを、今回こうして書籍にできた云々とあった。なるほど納得だ。そして解説の〆に、これまで長い間ギルマンを愛読してくれた読者に感謝するとある。柳沢さんが愛情をもってこのギルマン本を翻訳していたことが強く感じられ、はらはら涙を流してしまった。

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