- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087711769
感想・レビュー・書評
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久しぶりの福田和代。
デビュー当時は、クライシス作品が多く、何を読んでも面白い印象だったが、最近の作品は現実離れしていて、架空の設定が多く、序盤から挫折気味…
「梟」と呼ばれる人々が住む集落が、何者かに襲撃され、集落が全焼、1人の遺体が発見される。その襲撃から1人逃げ出した史奈。様々な人と出会い、「梟」の集落に何が起きたのかを探っていく。
次から次へと新たな登場人物が出て来て、敵か味方か分からないところはスリリングで、展開自体は面白い。
でも、やはり「梟」の謎の部分等は浮世離れ感が強すぎて、読み終えた時に残るものはあまりない。
エンターテイメント作品としては面白いと思うけど、私が作者に求めているものと違うから、個人の感想としては微妙。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2022.4.14読了
著者の作品は初読み。
日本の伝承が好きなので、気になって手に取った。
期待を裏切らず、とても面白かった。
またこの著者の作品を読んでみたい。 -
あらすじ
榊史奈。16歳。滋賀の山の中にある集落に住む高校生。ある夜、集落が何者かに襲撃される。実はこの集落は昔から
梟の一族が住んでいる。一族の特徴は眠らないこと。そして身体能力が優れていること。そのための鍛錬も子どものころから行っている。集落全員は誘拐され、史奈は集落から出ていった人たちと協力しながら、真相を探っていく。
面白かったー。最初のページから「何?何が起こるの?」と展開がわからなかった。現代の忍者もので、あんまり読んだことないジャンルだったけど、滋賀の地形にしても、忍者の能力の生かし方にしてもディテールが細かくて、納得しながら、かつぐいぐい読める。しかも、戦国時代から続く歴史も組み合わさった、すごく楽しんだ。続編あるのかな。 -
特殊体質、それを他人に隠しながら生活するのはつらそう。
その能力をよく知りたいと思う人間がいるのもわかる。
他人のことは気にせず、自分は自分という生き方ができれば問題など起きないのかもしれないなぁ。 -
表紙を見て絶対面白いと思った。
眠らない一族、故郷の全焼、行方不明の住人、同郷の兄妹になりすます謎の男女…と、期待が高まる要素満載。
しかし終盤は善・悪が明快な構図で、やや子供向けの展開に感じたのが玉に瑕。
それにしても表紙が主人公のイメージにぴったり。
小中学生に是非オススメしたい。 -
おもしろかった。そのうち映像化しそう。
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面白かったー!
一気に読んでしまった。