三月の招待状

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 810
感想 : 158
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087712452

感想・レビュー・書評

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  • 大学時代の友達の離婚や失踪や結婚を描いた長編。

    相変わらず登場人物の誰にも共感出来ない一冊でしたw
    私が大学へ行っていないから余計なのかもしれませんが。

    同じ男と別れたりよりを戻したりを15年も続けるなんて想像もつかないし、離婚した後もまだ切れずにいてしまうことも理解不能。
    大学時代にカリスマ性をもって輝いていたけれど今はただのプー太郎男を、未だに会えばその乾燥した唇を舐め回したい衝動に駆られてまたそのままに実行してしまう女も理解出来ない。
    友人達の輪に入ることやその輪に留まる為に笑うタイミングを見計らって目を凝らしていること、自分がその輪の中心に立つことに酔ってでもすぐに酔いは覚めてじっと足元を見る女にも「アホか」としか言いようがない。

    最近すごく思うのは「私角田光代って好きだわ。登場人物の描写がリアルですごく共感出来るのよね」って言う人とはお友達にはなれないw

  • 三月に届いた「離婚式」への招待状から、結婚・恋愛・友情・仕事に想いを巡らせる30代男女のお話。

    月ごとに主体となる人物が変わり、それぞれが個性的で面白くはあるのだけど・・・共感はできず。
    30代ってそんなものなの??と少し悲しい気持ちになりました。
    もっと魅力的な30代を描いて欲しいなぁ。
    ・・・ってそれじゃあ小説にならないのか?

  • 空中庭園は好きなんだけど、
    これはいまいち。。。

    麻美と、若い恋人(略奪相手)には少し共感できたけど、
    うーん・・・・・・・・。


    装丁とタイトルはわりと好きだし、
    構成も良いと思う。

  • ナツイチ本。
    ある日突然学生時代の仲間から「離婚式」の招待状が届く。

    昔の仲間と集まって青春したり、ばたばたしたり。
    多分30代なかばで読んだらもう少し楽しめるんだろな。

  • わちゃわちゃしていた学生が、わちゃわちゃした30代になって、わちゃわちゃする話(笑)
    コラムニストの充留。専業主婦の麻美。離婚したばかりの裕美子と正道。とらえどころのない宇田男。
    女性陣の気持ちは、みんな全然違う立場なんだけど、どこか共感できるところがある。
    気のおけない仲間だからこその残酷な視点もあって、そう思いながら、そう思われているのに気づきながらも、仲間でい続ける感じは、理解できないような羨ましいような。
    麻美が嫌いだけどかわいそうにも感じた。

  • 離婚パーティーから始まる物語。30代の男女で結婚したり、離婚したり、仕事がうまくいったり、だめだったり、いろんな状態でいる人たち。この人と一緒にいて私が出来てるんだという言葉が気に入った。

  • 学生時代かあ。
    学生時代のカップルがとそのまま結婚した夫婦がわたしの仲間にもいるけど、幸い続いているなあ。
    夫婦の感情というより、麻美の学生時代に仲間に抱いていた感情の方が共感できたかな。
    でも、学生時代の仲間とやけぼっくりは起こしたくないです!

  • 登場人物達が、誰もみな不満気で不安気で、なんだか気分の落ち込む一冊だったな。どうにも答えの出せないもやもやした気持ちを的確に小説で描いてくれる角田さんの作品が好きなのだけれど、なんとなくしっくりこなかった。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    新たな門出を祝う34歳の離婚式。何を終わらせ、何を変えるのか―。男女5人の友情と恋愛を描いた長編小説。

  • 今の自分が共感できるような。共感するとともに私も年を重ねているのだなぁと実感( ´ ▽ ` )

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著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

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