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- Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087732061
感想・レビュー・書評
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ヴァンサンの死から始まる物語は、タイトル通りヴァンサンに夢中の心の内を曝け出しており、そのむきだしの想いに圧倒されました。
同性愛、エイズ、麻薬といった過激な題材があるにも関わらず、それらが愛を謳うための脇役でしかなく、押し付けがましい主張もないのは読みやすかったです。
訳も良く、短い文章が特徴的で、詩を詠んでいるようでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
エイズで亡くなった著者の日記がベースの散文的私小説。
四半世紀前、男性同士の同性愛とエイズがブームのように文学や映画でバンバン取り上げられた頃の出版。
ダラダラとひたすら続く生々しい性描写に著者の強いナルシシズムと激しい承認欲求、粘着質なストーカー気質を感じた。
インパクトはあるが、その理由は自分としては見たくないものを見せられたときの嫌悪感に近い。
by太郎 -
男色ものはいくつか読んだが、こういうストレートな表現に出会うのは初。
決して、品を無くしてはいない。文章の並びは一級品。 -
訳がとてもいい。
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