- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087748765
感想・レビュー・書評
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相撲にかける島の人たちの情熱が凄い! まだ決着つかへんのか!?と何度も突っ込みたくなりましたが・・
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読みました(レビュー書いてなかったのね)
なんとなーく思い出したのが
ラストあたりで、おじいちゃんおばあちゃんが
相撲をこっそり見に来ていたような・・ -
これでもかと言う位に、白熱した取り組みの長さに疲れを覚えたが、作者らしい心温かい心遣いに一気に読んでしまった。
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251ページの短編小説と言っておこう。隠岐島(おきのしま)で行われる相撲大会の一番が描かれている。古典相撲は、神に捧げる栄光の祭典だ。迫真の大勝負、島民の熱狂、見守る家族――どこを取っても、日本人特有の湿っぽさに包まれている。親友が産んだ琴世と再婚相手の多美子のやり取り、主人公と3組の両親、地域と主人公夫妻の距離など、どこをとっても“しがらみ”だらけの世界である。
<a href="http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20070917/p1" target="_blank">http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20070917/p1</a> -
怒涛の一気読み。こんな小説初めてだ。島の相撲,2番勝負の1番だけ。ただその取り組みだけで200ページ。最初からクライマックス,そのままメーター振り切ったままエンディング。すごいぞ川上。
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奉納相撲の面白さ。大関同士の行き詰るような取り組み。
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去年出版された本で、かなり話題になっていた家族小説でかつ相撲小説。
隠岐に伝わる20年に一度行われる古典相撲を題材にした小説で、とにかく相撲のシーンがスゴイ。取り組みもすごいし、周りの応援も臨場感溢れる筆力で圧倒される。家族小説としても中々に読ませるのだが、僕としては、もうちょっと相撲のシーンよりも家族の話を読みたかったなと思った。けど、書かないところがこの小説の良さなのかもしれないですがね。一気に読めるおススメ本。 -
坂本多美子は夫・英明、病死した先妻の子である5歳になる娘・琴世と共に
隠岐で幸せに暮らしていた。20年に一度の勧進相撲で、英明は名誉ある
正三役大関に選ばれるが…。
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隠岐の島の地元相撲はかなりの盛り上がりらしい。相撲一番の描写で数十ページを要する「渾身」とは、作家の渾身の作という意味もあるのかな。家族の思いも温かい。
相撲好きの人にお勧め。