- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087813906
感想・レビュー・書評
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「一瞬の風になれ」で、高校生スプリンターの小説を書いた佐藤氏による、日本陸上4×100mのリレーメンバーを取材しその様子をまとめた本。前半は、アジア&日本新記録を出した大阪世界陸上の様子をレポートしています。リレーを走る前の様子や、レースの緊張感、メンバーの人間関係がよく分かります。後半は大阪世界陸上後に、北京オリンピックを目指すメンバーの様子が綴られています。リレーメンバーの人柄や練習への姿勢、陸上競技への思いが伝わってきます。北京オリンピックのリレーでの活躍に感動した人には、その活躍の背景が分かるのでオススメです。(2008.8.31)
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この本がどのような内容の本なのかは、たなぞうメンバーのみなさんが感想してくれていて、それ以上に上手くは書けぬので、わたしは なんでこのタイトルなの? ってところから強烈に攻めてみる。 結論…「わかんない」 ハハハ、わかんないったらわかんない。 どうして『夏から夏へ』なのでしょう。佐藤多佳子が取材した季節を言ってるのかなあ。 そう思ってもう一回パラパラと読んでみる。 たしかに2007年の大阪世界陸上は夏であった。しかしどうして『夏から夏へ』なのか。やはりわからん。スマヌ。 以下全くの余談です。 巻末には件の4人の写真が載っている。絶対オモシロイのは塚原直貴。 あなた、視線がお空のUFO観てますよ。 2走の末續慎吾をみなきゃ。 そういえば彼は試合で走るときもしばしばサングラスをかけているなあ。なにか事情があるのかしら。 しかし、この写真の目は絶対に「ギャオス目」と名づけるしかない、とわたしは思った。
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「一瞬の風になれ」の佐藤多佳子さんの4継ドキュメントということで読んでみました。
ああー、北京の前に読んでたら絶対オリンピックチェックしていたな。
自分は北京前に図書館への予約を入れてたのでそんなに待ちなく借りられましたが、北京後はメダル効果か予約数が一気に増えてました(笑) -
ノンフィクションに慣れていない感じはややあるものの、読みやすかった。続きとして北京オリンピックのことを書いてほしい!!
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2008年10月13日(月)読了。
2008−95。 -
2007年大阪世界陸上から北京へ向かうまで。陸上の“4継”の四人と補欠の小島選手を追った。選手はプレッシャーあるだろうに、結構淡々としているんだな。
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リレーメンバーの大阪世界大会のドキュメント。淡々としすぎの感じはあるが、ベストメンバーなことがよくわかった
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9.29読了。日本代表4×100についてのドキュメントのようなもの。北京オリンピックを終えタイムリーに読めた。まぁまぁかな。3.5.
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『一瞬の風になれ』の佐藤多佳子さんによる、2007年の大阪世界陸上男子4×100mリレーの日本代表メンバーを追ったノンフィクション。この種目は今年の北京五輪ではマスコミ的にノーマークだったようで、特集番組を作るのにどこも苦労していたような(笑)。
世界陸上4×100mリレーの現場を追った第1部と、本番のトラックを離れた練習中の各メンバーを取材した第2部から構成されています。この本は、
1.純然たるスポーツノンフィクションとしてこれ1冊だけ読む
2.『一瞬の風になれ』を読んでから読む
と2種類の読みかたができると思います。1.として読めば、細やかに取材されたノンフィクションではあるものの、取材者である佐藤さんの目線で語られた試合と練習が思いっきり応援モードに入っている(もちろん文章上は抑えていらっしゃいます:笑)ので、少し引いた目線で情報を欲しい場合には物足りないかもしれません。それでも、各選手や関係者の懐に飛び込んで温かい言葉を拾っていらっしゃる姿勢は素晴らしいです。
2.では、ずばり「『一瞬の-』取材ノート総まとめ」の感触です。『一瞬の-』に出てくる表現との共通点をいろいろと見つけられて面白く読みました。もちろんこの本は『一瞬の-』とつながる素材ではあるものの、全く別の企画・取材を行ったと考えていい作品です。でも、春高4継メンバーのキャラのかけらがあちこちに垣間見えるような気がして、ついついニヤッとしてしまいます。
きっぱりとした白の装丁と、クリーンな筆致が美しい本です。1.、2.のどちらの読み方も楽しめますが、時間があれば?をおすすめします。沢木耕太郎さん『深夜特急』と、取材ノートもまとめた『ミッドナイト・エクスプレス』の関係のような素敵な姉妹本で、この☆に。
-----[2008.9.25 未読リストにアップ時のコメント]-----
『一瞬の風になれ』を読んでいるときに存在を知り、途中で強制リタイヤしてこちらにしようかと思った(笑)本です。『一瞬の-』を読んでしまったので、「これは誰々、これは…」と登場人物にリンクさせて読んでしまいそうです。ですが、これを引きずると、せっかくのノンフィクションも面白さ半減になるような気がしますので、ばしっと切り離して読めるようになるまでキープ、ということで。 -
北京オリンピックの前に読んでおきたかった。