受験必要論 人生の基礎は受験で作り得る

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087815368

感想・レビュー・書評

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  • 良い本だと思いました。中身にとても共感でき、納得しました。インタビュアーの問いに自分ならどう答えるか、考えながら読みましたが、林先生と一致することはほとんどなくて、林先生の答える内容を読むと理由も含めてとても納得がいくんです。私は考え方が浅くて、普段からの考える力が弱いんだなぁと痛感させられました。10年後くらいに、自分の話で相手をこんなにも納得させられるような、自分の軸を仕事の中で見つけていきたいと思いました。
    それと、現代文という科目の魅力や大切さを知り、勉強し直したいという気持ちも出てきました。

  • わからない時間の尊さ/歴史本を読む/「運」「縁」「恩」の大切さ

  • 376.8

  • 日本史を必須にすべき、賛成。
    社会に出ると受験と違って答えが1つとは限らない、その通り。
    AO入試不要、賛成。
    自分はどこなら勝てるかということを真剣に考える。
    新しい違う世界で下っ端を味わう快感。
    受験は必要、その通り。
    私は大学、大学院2つと受験を経験しているが、受験は要領だが、いいものだよ。学歴は関係ないとかいうけど、嘘だね、多いにあるよ。私も相当に高学歴だけど、学歴なんてないよりあった方がいいに決まっている。それだけで多くの人がひれ伏してくれるから楽。

  • 私は林先生の意見に賛成!受験は体験できるなら、ぜひした方がいいと思う。

  • 再読。

    予備校講師というポジションはあれど、
    大学受験に対しての考え方はほとんど同意出来ることばかりでした。

    あとやっぱ東海~東大の子ってすげえな違うなっていうw

    上の子達をどうするかっていうのもあるけど
    私自身はやっぱり下の層をどう救い上げるか、
    という事に興味があるな…

    追記
    3~4歳祖父母に買ってもらった紙芝居を読んでもらってる内に内容を覚え自分が読むように。そしてどんどん新しい紙芝居。読んでは覚えで2年間。
    次がこども百科事典の丸暗記。祖父母が問う、それに答える。記憶→発語の重要性。手を動かして細かい作業もさせる。
    中高は読書。公文は中学から。爆発的な量の計算の訓練。

  • ★受験必要論
    灘高講師。自動販売機の営業マンを一年間やっていた。名刺渡して目の前で破られてで、何しに来たの?こんなシンドイのに比べたら教員なんて楽。教師とか講師とかはこんなん楽勝と思う人じゃないとうまくいかない。病むからね皆。

    充実した人生を送っている人は馴れ合いを嫌います。頑張っているか?おう。これで終わり。互いに充実しているから余計な言葉はいらない。真の友人とはあっさりとした付き合いであるが、実は深く理解しあっている、そういう関係なのではないでしょうか。

    友達は必要ですか?家族がいればいい。あとは仕事関係の繋がりをしっかりしれいればそれで問題なしです。タモリさんも友達はいらない。ひとりで生きていかなければならないんだから。西村賢太さんもいらないものは小中学校時代の友人。

    東大の近くに住めば、東大生的な環境てま生活できるのではないだろうか?

    彼氏、彼女は持つべきか?
    女子は冷静に計算している部分がありますが、男子は本当に舞い上がってしまいますから、持たない方がいいですよ。

    過去の栄光を振り返って噛みしめる時間はムダ以外の何物でもありません。

    今増えつつあるのは自ら予備校講師やりたいと志願してきた人たち。皮肉なことにいい先生はいない。いろいろやらかしてきて、回り道を重ねてきた人の方が魅力的な人は多い。人に教えることに生きがいを感じているんです!というタイプの人の講義に魅力を感じない。自分の思い込みを生徒にぶつけても伝わらないんです。伝えるより伝わるかどうかが大事。

    予備校講師はいわゆる変人と呼ばれる人が多い印象。変人いうよりは組織内の規律を会社員のようなかたちでやっていくということが苦手な人たちが多いということですね。規則に縛られずに済むからという理由で予備校講師になる人も多い。

    いいやり方に出会えば乗り換える。受験でも何でも優秀な人ほどこだわりが少ないんです。林修

    理屈では正しいが自信の持てないことと理論的にはともかくも自分としては自信をもってやれることがあったら、たぶん、後者の方が意味を持つことが多いのではないでしょうか。

    つらいと感じるのは、自分の不得意なこと、できないことに、向き合っている証拠でもあります。そしてそういうことを一つずつ乗り越えて結果を出していくという経験自体に価値がある。

    イスは人の数より少ないんです。勝ち負けの感覚をいつも持とう。
    わかりにくいものを読ませ自分で考えさせて放っておくというのは、ものすごく硬いするめを与えるような教育なんです。ずっと噛んでるとふやけてきて、最後には食べられる。そうやってアゴを鍛えてきたわけです。わからない時間は尊いんだよ。

    学校は学生がお金を払っている方なので、学生はお客様であり、その点ものすごく無責任でいられます。

    上のレベル、高偏差値大学に行くと感覚のインフレが起きる。凄く勉強してるのが当たり前という意識の人たちとの生活。逆にしたの方はちょっとしかやってないのにおれ優秀だと思う奴らで溢れかえっている。林修

  • 期待通り、深い洞察力で受験を通じて生き方を述べています。

    著者は受験を巡る社会で生きておられますが、とても共感できる社会の描写が多いです。

  • うん、Completely Agree だわ。

  • 大学受験できる時点で特権的なんだという自覚を持て、というのは本当にその通り。
    東大出て超売れっ子塾講師(実力あるという証拠)してても、自分の人生を完全には首肯し切れてない感じが、むしろ魅力につながってるんだろうなあ。
    最後にキムタツ先生との対談も収録されてて面白かった。

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著者プロフィール

1965年愛知県生まれ。東進ハイスクール、東進衛星予備校現代文講師。東京大学法学部卒業後、日本長期信用銀行に入行。その後5カ月で退社し、予備校講師となる。現在、東大特進コースなど難関大学向けの講義を中心に担当。テレビ番組のMCや講演など、予備校講師の枠を超えた活躍を続けている。

「2016年 『林修の仕事原論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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