- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091311948
作品紹介・あらすじ
さえない大学生・陽一(よういち)は、ある日、橋に引っかかった白鳥を助ける。その夜、見知らぬ女の子が唐突に陽一の部屋を訪れ、女の子と縁のない陽一は仰天! 彼女は、「自分は陽一に助けられた白鳥」などというのだが、そんなことって…!? 透明感と潔さに、心ふるえる青春物語。かきおろし番外編「かえりみち」収録。
感想・レビュー・書評
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「鶴の恩返し」ならぬ「白鳥の恩返し」。
連載誌で読んだ以来の再読です。
ハンドクラフトが出てくる漫画をあまり知らなかったので当時すごく嬉しかったことを覚えている。
でもって当時は編み物が趣味だったので、ニット王子・沓澤に肩入れしておりました。が、再読して記憶よりも、彼が子どもっぽい思考で悩み・動いていたことにビックリ。ああそうだったのかーと。
でもやっぱり変わらず沓澤が好きだー。
鶴とは違い白鳥の美羽さんは、好きな人に裏切られたり利用されたりしない。
それでもお別れが避けられないことが切なかったラスト。雑誌で読んでいたときにも結末をなんとか変えられないものかと、もだもだしたのだけれど、今回コミックで書き下ろしの短い後日譚を読み、納得せざるをえなく……。
白鳥と人間の時間の流れ方が違うのね……。白鳥さん、世代交代が早すぎです(涙)
でもきっと美羽さんはその後も幸せだったのだろうなと想像でき、陽一さんもこの先幸せになれそうだなと想像でき、なにより沓澤ジュニアの可愛さも見ることができた後日譚に満足♪
最近フォローさせていただいた方の本棚で見かけ、再読したくなり本屋さんへGO!
おかげで知らなかった後日譚を読むことができました。ありがとうー♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「鶴の恩返し」が現代に舞台を移すと、そして小玉さんの手にかかると、こんなにも切なく瑞々しい青春物語になるんですね!
但し女の子は白鳥の化身、そして羽衣のようなストールを纏って…と、他の昔話の要素も混じり、そのブレンドの手法が本当にお見事。
構成だけでも唸らされるのに、小玉さんは絵も本当にきれいなので…クライマックス、冬から春へ季節が変わったシーンが見開きで鮮やかに描かれ、その美しさと哀しさで涙があふれました。何度読んでも涙腺が勝手に反応します。
朴訥で人のよい、主人公の陽一。彼のキャラも好感が持てるけど、個人的には彼の友人である、イケメンのニット王子・沓澤に惹かれました。クールな反面、コンプレックスを抱える彼が、どう変わっていくかも是非注目して頂きたいところです。
ファンタジーとしても、青春恋愛ものとしても、いくつもの楽しみ方ができる一冊。何度も読み返しております。-
初めまして、コメントありがとうございます!
実は私も九月猫さんをフォローしようと丁度思っていたところだったので、先にフォローして頂いて本当...初めまして、コメントありがとうございます!
実は私も九月猫さんをフォローしようと丁度思っていたところだったので、先にフォローして頂いて本当に嬉しかったです。こちらこそありがとうございます!
沓澤いいですよね~、あの一筋縄ではいかない感じがものすごくツボです。
九月猫さんの本棚はなかなかワタシ好みでありますので、こちらこそどうぞよろしくお願いしますね♪2014/02/07 -
メイプルマフィンさん、こんばんは♪
メイプルマフィンさんにコメントさせていただいた後、
もう一度読みたくてたまらなくなり、買ってまい...メイプルマフィンさん、こんばんは♪
メイプルマフィンさんにコメントさせていただいた後、
もう一度読みたくてたまらなくなり、買ってまいりました(笑)
ニット王子・沓澤、やっぱりいいですねー。
記憶よりこどもっぽい思考だったことに驚きましたが、
(こちらがトシをとったせいでもあるのでしょうが)
でもやっぱり彼が好きです(笑)
そして、美羽さんのピュアさがっ!かわいい!そして切ない(涙)
番外編があるのを知らなかったので、今回コミックで読めてよかったです。
何年越し?の後日譚、トクした気分です。
どうもありがとうございました♪
2014/03/01 -
九月猫さん:おお、コミックス購入されたのですね♪
沓澤の、あの矛盾だらけの内面がたまらんのですよね~。
ほっこりとした番外編も大好きです...九月猫さん:おお、コミックス購入されたのですね♪
沓澤の、あの矛盾だらけの内面がたまらんのですよね~。
ほっこりとした番外編も大好きです。
「坂道のアポロン」でブレイクし、人気漫画家の仲間入りをした小玉さんだけど、
機会があれば初期の作品を他にも読みたいなと思っています。2014/03/01
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ふふっ。
不思議な話。
おじいちゃん・・・。
もう美羽さんはおばあちゃんなのか。
生きてるーーー? -
ジャケ買い。当たりでした。鶴の恩返しを翻案したようなストーリーですが、主人公男性の不器用な恋や、独特のほんわかとした感じが好きです。その他、短編集。
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鶴の恩返し、じゃなくて、白鳥の恩返し…だと、わかっているのに引き込まれる物語。一度は決めたのに、捨てたはずの羽衣が戻ってきたことが、翻意を促したのだろうか。そして、その存在が冷酷でクールに見えた友人と、強気一辺倒のいとこをも変えていき。番外編は、柴門ふみ、あすなろ白書の最後の方を思い出した。世代を越えて思いがつながる、と。
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評判がいい作者さんなので期待して読んだが、好きな作風でなかった。残念。
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つるならぬ白鳥の恩返しのような感じ。
家族をとるか、恋人をとるのか...コメディのような流れなのに、切なさの残る話でした。 -
ある日助けた白鳥がそのまま押しかけ女房になってしまった。大学生の陽一は戸惑うのだが、白鳥の美羽さんは真剣そのもの。
ほのぼの笑えてちょっぴり泣けていい話。同じ作家さんの「光の海」と合わせておすすめな日常ファンタジー。 -
好きです。不思議な話。