健康で文化的な最低限度の生活 1 (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091863577

感想・レビュー・書評

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  • 生活保護の実態と問題点。色々と浮き彫りになる内容だった。受給することに罪悪感のある方も居て、一部のTVで観る様な生活保護費でパチンコに行っちゃうようなタイプの人間だけではないのだなと先入観で決めつけていたことに反省した。結局の所、受給者も支給者も人と人との関係性もあって難しいんだなと思った。まあ、要は働ける人は働こう。

  • ブッククラブ仲間から勧められて読みました。生活保護課のケースワーカーを主人公とした漫画。最近、生活保護を受けている方と接する事が多く、色々考えさせられます。それぞれの方には今に至るものがたりがある。そこにプロとしてどう向き合っていくか。

  • 生活保護受給者を担当して自立を促していくケースワーカーの仕事は、精神的にも過酷な仕事である。
    ・自殺する人
    ・精神的な病を抱える人
    ・借金を抱える人
    ・自立する気持ちがない人
    など、様々な状況に寄り添わなければならないからだ。
    ケースワーカーの仕事には福祉職だけでなく、事務職・行政職で採用された職員が担当することもある。

  • 福祉保護施設に新人として配属された、右も左も分からない福祉素人な主人公が、生活保護受給者を担当する事によって成長していくって話になるのかな。

    福祉の勉強にもなるし、一概に「生活保護受給者」と行っても様々なケースがあるんだなって考えさせられる。
    自分が同じ立場になったらどうするかなーー…とか思ってしまうよね。

    読んでて愉快な事ばかりじゃないけど、知っておかなきゃいけない事が詰まってる気がする。

  • 「義経さんてぼんくらだよね・・・いい意味で」と言われ続けてきた義経えみる。
    公務員に無事採用されたが、配属になったのは福祉課。
    (自分は人の気持ちがわからない)というコンプレックスのある彼女が、一番人と関わり、人とお金のバランスを思うことが仕事の課に配属されて・・・。

    しかし、えみるは彼女なりに、生活保護者の生活を見て、確実に何かを感じてる。
    テキパキ仕事ができるタイプじゃないけど、先が楽しみだし、様々な社会問題を描いて欲しい。

  • 生活保護のケースワーカーという仕事。主人公の子は完全に社会人になり立てで、悩みも別に友達に相談されるタイプでもないのに、いきなりのケースワーカー。

    自分ひとりで何か解決できるわけでもないけど、のしかかってくる仕事や責任は重い。仕事につきたてのころに見えなかったものが見えてきて、ああそうだったなあ、と膝を打ちながら読む。いい本でした。

  • 369.17-カシ-1 300375375

  • 生活保護に向き合うケースワーカー奮闘劇

  • みんな現場でがんばっている。

  • 新卒公務員の義経えみるは、福祉事務所で生活保護を担当するケースワーカー。生活に困窮した人を目の当たりにし、翻弄され試行錯誤しながら、と同時に同期の頑張りに焦りを感じつつ必死に食らい付いていく。

    主人公が新人ケースワーカーという視点だからなのか、ケースの一つ一つが、浅く描かれているような感が。それは、多くのケースを紹介するという作者の意図なのか?
    読む視点によって、感じ方が色々と出てくるだろうなあと思った。

    今後の主人公の成長が見どころのような印象を受けた。

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著者プロフィール

柏木 ハルコ(かしわぎ はるこ)
1969年、千葉県生まれの漫画家。千葉県立東葛飾高等学校卒業、千葉大学園芸学部卒業。1995年『いぬ』でデビュー。
代表作に、2008年映画化された『ブラブラバンバン』、そして2018年7月からドラマ化された『健康で文化的な最低限度の生活』。

柏木ハルコの作品

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