- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784092172340
作品紹介・あらすじ
身近な物の仕組みや成り立ちがわかる!
革命的図鑑として各メディアで話題になった『くらべる図鑑』の「小学館の図鑑NEO+ぷらす」シリーズに、新しい仲間が登場しました!
この『分解する図鑑』では、機械や道具などの仕組み、食べ物や使っている物の成り立ちを、「仕組みを見てみよう!」「原材料を見てみよう!」「いろいろな物に変身!」の3つのジャンルに分けて、紹介しています。
「仕組みを見てみよう!」では、スマートフォンやテレビなど、家や街で見かける機械や道具の中身を調べて、どのような仕組みで動いたり働いたりしているか、実際の内部写真やリアルなイラストで解説しています。
「原材料を見てみよう!」では、カレーライスやお菓子など、いつも食べている食べ物や、服や鉛筆など、いつも使っている物が、どんな原材料からつくられているのか、紹介しています。
「いろいろな物に変身!」では、米や石油など、同じ原材料から、姿を変えたいろいろな物をならべて、紹介しています。
身近な物でも、新しい視点でみると、驚きと新発見がたくさんあります。
ふだん見えないところこそ、面白い!
身近な物から学んで、「知識」に「実感」をプラスしましょう!
【編集担当からのおすすめ情報】
実際に、約50点の機械や道具を自分自身で分解してみました。バラバラにした部品を並べてしまうと、実は仕組みや構造は分かりにくくなってしまいます。仕組みや構造が分かりやすい段階を検討しながら、慎重に分解しました。さらに、分解して終わりではなく、元に戻してみて、仕組みや構造を勉強しました。やはり、実際に分解してみると、知っているつもりで知らなかったことがたくさんありました。ヘアドライヤーを分解した時には、中に紙のような物を発見、「これは何だろう?」と調べてみると……(正解は『分解する図鑑』でご覧ください)。この図鑑を編集して、私自身も楽しく勉強しました。身近な物にこそ、最先端の技術や科学の基本が詰まっています。ぜひ、『分解する図鑑』で、身近な物の仕組みや成り立ちをご覧ください。
感想・レビュー・書評
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電化製品や機械製品のしくみにとどまらず、船、地下の様子、カレーのスパイスなど多彩な内容。
各部品についてそこまで詳しく書かれているわけではないので、しっかり知りたいものがあれば他書を探す必要があるが、分解の視点を持つことは多くの子どもたちにとって良い経験になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
親子3人で読了。ふだん何気なく使っている家電などが分解されて、圧巻の写真で説明してあって、とてもおもしろいです
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購入本。読売こども新聞イチオシ100冊から。この本は私は熟読できていないのだけど。長女は熱心に読んでいた。地球儀、ラジオ、トイレ、地下、飛行機、エレベータ、鍵盤ハーモニカ…中でも長女が興味を寄せたのは洗濯機。この図鑑は購入したい!とのことで、お年玉から購入。
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見ているだけで楽しくなる。
こうやって分解されるのを見ると普段は表面的にしか見ていない事に気づける。
個人的に欲しい良書。 -
こんなに素晴らしい図鑑が出ていたのを知らなかったのは不覚でした。
さまざまな人工物を、タイトル通り分解して、その仕組みを紹介。細密なドローイングは見飽きることがありません。
スマートフォン、プッシュホン、黒電話機など、同じ機能を異なる仕組みで実現していく技術の展開に触れるのもよいし、都市の地下構造、トンネルの構造とシールド構法、からの球技のボールの断面、って地球だと思うじゃん(笑)
ヒートポンプのメカニズムなども、ごまかさずにきちんと説明しようとしているのがすばらしい。子供向けのものにありがちな、難しすぎるのはなんなので、まあこんなもんでしょう、みたいな傲慢さはなくて、本当はこうなってる、わかってくれ、という気迫がある。
メカニズムだけでなく、原材料の追求も面白い。
カレーは何でできているのか。
ではその調味料やスパイスは何からどう採れるのか。
逆に原材料を起点として、米から、小麦から、大豆から、魚から、茶葉から、石油から、どれほどのものが作られているのか。
ホモファベルの面目躍如の一冊。
デビッド・マコーレイ『道具と機械の本』と並べておくことにする。
私が一番好きな解説文は「ちくわぶ」の「ちくわでも、ふでもありません。」
泣ける。