ミッドナイトギャングの世界へようこそ

  • 小学館
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092906242

作品紹介・あらすじ

真夜中の病院で秘密のギャングが大活躍

舞台はロンドンにある古い病院の小児病棟。
お金持ちの寄宿学校に通う少年トムは、頭に怪我をして病院に運ばれた。古い病院は不気味だし、先生も看護師も、怖いし、居心地は最悪だ。
ところが、同じ病室の子どもたちが、夜な夜な出かけていく。極秘任務に当たっているというのだ。その名も、ミッドナイトギャンだ。
彼らの任務とは・・・?

皮肉あり、笑いあり、涙ありの社会派エンターテインメント。



【編集担当からのおすすめ情報】
作者は、イギリスの超大人気なコメディアンで、既刊の『おばあちゃんは大どろぼう?!』『おじいちゃんの大脱走』など、全世界でベストラーを記録、累計で3700万部売り上げています。

ちょっとどぎついユーモアの中に、じーんと心に響く感動が隠されているのが、その魅力です。
本作品は、病気で、辛い思いをしている子供たちに贈る痛快な物語です。

感想・レビュー・書評

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  • ロンドンの片田舎にある名門寄宿学校に入っている12歳のトム
    クリケットの時間にボールが頭に当たって気を失い、古いロード・ファント病院に運び込まれた

    入院することになったのは最上階44階にある小児病棟
    そこにはほかに、目の手術をして包帯を巻いたロビン、両腕両足にギプスをしたアンバー、扁桃腺の手術をしたジョージ、すっかり弱って髪も残っていないサリー、同世代の4人の子どもたちが入院していた

    頼りない新米医師や子どもが大きらいな看護師長、モンスター男のような用務係……風変わりな人たちが働く変わった病院の真夜中に、“ミッドナイトギャング”の冒険が始まる

    夢をつぶそうとするおとなの勝手良識常識
    奇想天外な方法で挑む子どもたちを手助けする意外な人物

    「よし、じゃあ、ミッドナイトギャングのみんな、出発だ!」

    《子どもたちの夢をかなえてくれるギャングの冒険物語》──帯のコピー

    人気コメディアンでありロアルド・ダールに影響を受けた児童書作家でもあるデイヴィッド・ウォリアムズが贈る笑いと感動の社会派エンターテインメント、2020年11月刊

    原題は“MIDNIGHTGANG”(2018年)

    原文の言葉あそびやユーモアを日本語の世界にぴたりとはめて変換した三辺律子の訳文に引き込まれ、文化の異なる長編も一気読みまちがいなし

    *映像化するとしたら“あの人”はぜひジョニー・デップで

  • 入院は大人になってからしか経験したことがないが
    、あの終わりの来ないような夜の時間は子どもたちにとってどんなものなんだろう?心細さが想像しきれない。
    そんなミッドナイトに、この物語のようにギャング活動できたらどれだけ楽しいかと思う。
    看護師長のずるさ、悪どさにところどころロアルド・ダールっぽさを感じた。時間の経過が少し分かりにくくて、読んでいて置いてけぼりになる部分があった。

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著者プロフィール

イギリスのコメディアン・俳優・作家。ブリストル大学で演劇を専攻。卒業後、BBCのコメディ番組「リトル・ブリテン」で人気者になる。2008年から児童文学を執筆しはじめ、発表する作品がつぎつぎにベストセラー入りしている。ほかの作品に『ドレスを着た男子』(福音館書店)、『おばあちゃんは大どろぼう?!』(小学館)がある。

「2015年 『大好き!クサイさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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