ハピネス

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 866
感想 : 140
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093861687

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた。
    嶽本野ばらは「スリーピングピル」以来の読書。
    私にはロリータファッションへの憧れは無いが、年若い少女なら一度はそんなのに憧れるのだろうか?昔、ピンクハウスが流行ったように。
    ロリータファッションと薬、薄命な少女というのはなんと相性がいいのだろう。ロリータ服の少女がメンヘラがちなのは何か因果関係があるのだろうか…。

  • よくある、あと〇〇日で死んでしまうので、やりたいことをやる!というお話。
    ロリータフアッションについてや、軽快な描写は面白く読みやすかった。

  • 少し。
    泣いてしまいました。

  • 途中まで今一だったが、最後まで読み終えました。
    良い作品だと思います。

  • 零れ落ちはしなかったけど、うるうる致しました。
    内容の割に全く湿っぽくなくて端的な文章。
    文字であるにも関わらずお洋服を楽しめる小説なのはさすがの野ばらさん。

  • 怖かったです。
    病気を抱えている女の子、いついなくなってしまうのかわからない状態なのに…。
    好き嫌いの分かれそうな作品な気がしました。

  • 時折出てくるロリータファッション用語が分からなかった。

  • 死というテーマの割に軽く読める。
    悲壮感なく、最後まで好きなことをし通す姿勢、ロリータ根性?がらしいと思った。

    生まれてくること、生きることに意味はあっても、死ぬことに意味はない、に納得。

  • 「私ね、後、一週間で死んじゃうの」


    唐突な始まりに興味を持って読んでみた。

    嶽本野ばらの作品は「エミリー」で衝撃を受けたけど
    読んでみると、ある意味慣れたみたい。

    でも余命一週間と宣告された子とその彼氏が純粋に過ごす時間はかわいくて
    悲しくて、でも満たされてて。

    人の死には意味はない。
    生きてるからこそ生まれた意味が考えられる。
    統計学的に宝くじで3000円あたる確率と
    日本人の人口と一年に死んだ人数で確率をだすと
    同じようなものらしい。

    う~ん。
    「エミリー」とは違う衝撃。

  • やっぱりまた人が死ぬ話か・・・
    と思ったけど、今までに比べるとただ退廃的なだけでなく
    生きているうちに好きなことをして、幸せなまま死ねることは
    ただ不幸ではないと示唆しているのが、まだ救いか。
    読後感は悪くなかったです。

著者プロフィール

文 嶽本 野ばら
京都府宇治市出身。作家。
1998 年エッセイ集『それいぬ̶ 正しい乙女になるために』(国書刊行会)を上梓。
2000 年『ミシン』(小学館)で小説家デビュー。
2003 年発表の『下妻物語』が翌年、中島哲也監督で映画化され世界的にヒット。
『エミリー』(集英社)『ロリヰタ。』(新潮社)は三島由紀夫賞候補作。
他の作品に『鱗姫』、『ハピネス』(共に小学館)、『十四歳の遠距離恋愛』(集英社)
『純潔』(新潮社)など。『吉屋信子乙女小説コレクション』(国書刊行会)の監修、
高橋真琴と共書絵本『うろこひめ』(主婦と生活社)を出版するなど少女小説、お姫様をテーマとした作品も多数。

「2021年 『お姫様と名建築』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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