- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093863261
感想・レビュー・書評
-
架空の女性総理と戦前の財相高橋是清とのやりとりと言うことで、少しファンタジーな内容だけど当時と現在の状況が酷似していることに驚いた。この本をとおして高橋是清の国民経済が詳しく学べて面白かった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今まで、GDPというものがいまいち掴めませんでしたが、なんとなくわかった気がしました。
ただ、「なんとなく」なので、もっといろんな事象の絡み合う複雑なものなのだと思います。
本書は小説として考えると単純な部類に入ると思いますが、経済について述べるのが目的とすると、そんなものでしょう。
何より、以前から勉強したいと思っていたが興味のわかなかったマクロ経済について、ようやく興味を持てました。 -
日本経済のデフレ脱却のために、さくら子首相が是清の助言から経済の立て直しをしていくお話。
経済や歴史に全くうとい私でも簡単にすっきり読めた。
日本の未来は明るくできる!と希望を持って読み終わった。 -
前半の山場が経済政策転換の演説、後半の山場が是清の恋文です。気合の入ったいい文章で著者の思いが最も伝わるところかと思います。
導入部分の現在の状況が1930年代の恐慌の状況といかに類似しているのかについて、相似形であるように表現する手法の効果のあいまって、今の日本の状況は歴史に与えられた最後のチャンスなのだろうなと思わせられました。
作中の人物のモデルがあらかた分かってしまった人はもしかすると政治・経済関連の大手メディア情報に対して既に不信感を持っているがゆえにインターネットに入り浸り・・・なのではないでしょうかw人のこと言えませんが目と心を健やかに保てるよう、お互い気をつけましょう(笑)。 -
TOKYO MXのGolden Hour で紹介されていたのをみて手に取りました。高橋是清の時代と現代の経済状況が非常に似ていることがとても興味深かった。
-
『経済について楽しく学べる小説』という位置付けされてるようだが、まったくミクロ・マクロ経済を勉強したことがない人には少々難しく、経済を学ぶなら普通の参考書の方がわかりやすい。
また、小説という側面からみると、キャラ設定が極端過ぎて薄っぺらいし、内容はほとんど歴史の説明なので、あまり評価できない。
経済学を勉強したことがあるが、歴史に疎く、政治とうまくリンクしてない人には、とても面白く読めると思う。(私のことです -
非常に読みやすい本でした。
今現在日本が抱えている経済問題を解決するための答えがこの本に書いてある。
「歴史は繰り返される」という言葉を良く聞くが、過去にここまで似たような時期があったとは、本当に読んでいて驚きでした。
-
スッキリ読めた。
今までの戦前の先入観を覆してくれる本。
そして、マスゴミは本当にいつもマスゴミだったし、売国奴はいつも売国奴だった。
映画化の話があるようなので、期待。