コレキヨの恋文

  • 小学館
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本棚登録 : 493
感想 : 62
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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093863261

感想・レビュー・書評

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  • 架空の女性総理と戦前の財相高橋是清とのやりとりと言うことで、少しファンタジーな内容だけど当時と現在の状況が酷似していることに驚いた。この本をとおして高橋是清の国民経済が詳しく学べて面白かった。

  • 今まで、GDPというものがいまいち掴めませんでしたが、なんとなくわかった気がしました。
    ただ、「なんとなく」なので、もっといろんな事象の絡み合う複雑なものなのだと思います。

    本書は小説として考えると単純な部類に入ると思いますが、経済について述べるのが目的とすると、そんなものでしょう。

    何より、以前から勉強したいと思っていたが興味のわかなかったマクロ経済について、ようやく興味を持てました。

  • 日本経済のデフレ脱却のために、さくら子首相が是清の助言から経済の立て直しをしていくお話。
    経済や歴史に全くうとい私でも簡単にすっきり読めた。
    日本の未来は明るくできる!と希望を持って読み終わった。

  • 前半の山場が経済政策転換の演説、後半の山場が是清の恋文です。気合の入ったいい文章で著者の思いが最も伝わるところかと思います。
    導入部分の現在の状況が1930年代の恐慌の状況といかに類似しているのかについて、相似形であるように表現する手法の効果のあいまって、今の日本の状況は歴史に与えられた最後のチャンスなのだろうなと思わせられました。
    作中の人物のモデルがあらかた分かってしまった人はもしかすると政治・経済関連の大手メディア情報に対して既に不信感を持っているがゆえにインターネットに入り浸り・・・なのではないでしょうかw人のこと言えませんが目と心を健やかに保てるよう、お互い気をつけましょう(笑)。

  • TOKYO MXのGolden Hour で紹介されていたのをみて手に取りました。高橋是清の時代と現代の経済状況が非常に似ていることがとても興味深かった。

  • 『経済について楽しく学べる小説』という位置付けされてるようだが、まったくミクロ・マクロ経済を勉強したことがない人には少々難しく、経済を学ぶなら普通の参考書の方がわかりやすい。
    また、小説という側面からみると、キャラ設定が極端過ぎて薄っぺらいし、内容はほとんど歴史の説明なので、あまり評価できない。

    経済学を勉強したことがあるが、歴史に疎く、政治とうまくリンクしてない人には、とても面白く読めると思う。(私のことです

  • 三橋さんの小説。非常に読みやすく、現在の厳しいデフレ化でどのように政策の舵きりをすれば良いのかが分かる。

    「歴史は繰り返す」とはいえ、過去にここまで現在と似た時代があったとは驚き。「現在」と「高橋是清」の時代では様々な社会・経済情勢が違うとはいえ、ここまで状況が似ているとかなりの部分参考になるんじゃないかな。

    現在の「高橋是清」は誰なのか...

  • 非常に読みやすい本でした。

    今現在日本が抱えている経済問題を解決するための答えがこの本に書いてある。 

    「歴史は繰り返される」という言葉を良く聞くが、過去にここまで似たような時期があったとは、本当に読んでいて驚きでした。
     

  • スッキリ読めた。
    今までの戦前の先入観を覆してくれる本。
    そして、マスゴミは本当にいつもマスゴミだったし、売国奴はいつも売国奴だった。
    映画化の話があるようなので、期待。

  • 世界的な不況、大震災、ゆがんだマスコミ報道・・・

    1930年代と2010年代。同じ苦しみを抱える2つの時代が桜の下でリンクする。

    1930年代の問題を見事に解決した希代の政治家、高橋是清(たかはしこれきよ)。
    日本初の女性首相、「お子様総理」、霧島さくら子。

    奇跡の出会いが、現代(近未来)日本を救う?!

    政治経済版「もしドラ」ですが、面白かったですね~

    文字通り命がけで正しいと信じる政策を打ち続ける是清の姿には感動を禁じえません。クライマックスは涙モンです!

    国全体の経済は、家計とは全く違う! 家計簿の発想で政治をやってはいけない。誰かがお金を使えば、誰かがもうかる。誰もがお金をケチって貯め込むと、みんなの収入がその分減る。誰もがケチってる時は、政府が仕事を作り、お金を使う必要がある。

    戦前と全く同じ誤解のもとに、現代日本のデフレ不況は続いている・・・
    ってことは、現代のデフレも解決可能ってこと~!

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著者プロフィール

東京都立大学(現:首都大学東京)経済学部卒業。外資系IT企業、NEC、日本IBMなどを経て2008年に中小企業診断士として独立、09年に株式会社三橋貴明事務所を設立した。
2007年、インターネット上の公表データから韓国経済の実態を分析し、内容をまとめた『本当はヤバい!韓国経済』(彩図社)がベストセラーとなる。その後も意欲的に新著を発表している。単行本執筆と同時に、雑誌への連載・寄稿、テレビ・ラジオ番組への出演、全国各地での講演などに活躍している。また、 当人のブログ「新世紀のビッグブラザーへ」の1日のアクセスユーザー数は7万人、推定ユーザー数は21万人に達している。2012年1月現在、人気ブログランキングの「政治部門」1位、総合ランキング2位(参加ブログ総数は約90万件)である。
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/
主な著書に『国民の教養』(扶桑社)、『疑惑の報道』(飛鳥新社)、『2012年大恐慌に沈む世界 蘇る日本』(徳間書店)、『増税のウソ』(青春出版社)、
『三橋貴明の「日本経済」の真実がよく分かる本』(PHP研究所)などがある。

「2012年 『ユーロ崩壊!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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