- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093863261
感想・レビュー・書評
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20XX年に誕生した日本初の女性宰相が、公邸の櫻の下で、あの高橋是清に出会い、デフレ脱却の指南を受けるというファンタジー。
奇想天外な発想だが、デフレの現代と是清の時代との相似に焦点を当て、構成しているのはオモシロイ。デフレ脱却の手立てがアベノミックスであるのか・・?成功すればいいけれど、その先が2.26、そして戦争への道にならないとも限らず、歴史はくりかえすとはいうものの、環境・情勢は違うぞといいたい気持ちもあるし・・。
経済、国家経済・・わからなくなってしもうたです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もしドラの政治版
なかなか面白かったです -
意外と良かった。
いつもの三橋さんの本と違い、本作はラノベ風で物語をメインにしてます。
その物語の中でデフレ、マクロ経済、TPPをわかりやすく解説してくれますが、勉強してない人にはちょっと難しいかな。
ただ、取っつき易いので、これから経済を勉強しようと思っている人にオススメ。 -
家庭・企業と国家の経済を同じスケールではかることは誤解のもとだ、というもしかしたら当たり前のことをよく理解できた。国政が前より少しわかりそう。
さくら子さんのキャラクターが素直すぎ(幼すぎ)て感情移入できず。 -
面白く、かなりためになる!
もしドラのような経済小説。
新米女性首相(経済素人)が高橋是清に国民経済を学んで、デフレを克服していく物語。
本書によると、高橋是清の時代と現代がまさに瓜二つ。
女性首相さくら子が是清との会話の中で、経済を学んでいける仕組みです。
・マクロ経済(国民経済と個人経済の違い)
・GDPの成長が重要
・デフレ対策(国債発行、財政出動、公共事業含めて国民所得を増やす支出を行う)
といったことをことをさくら子が学び、そして首相として実践していきます。
さらに、TPP加入の是非についても議論しています。
また、2010年の日本の輸出入依存度がアメリカとそう変わらない10%前半というのが驚き。子供の時には貿易立国ってならったような気がするんだけどな..
本書では、是清の時代や、彼の生き様も合わせて学べ、また、コミカルなタッチも多く、楽しく政治・経済を勉強することが出来ます。
とてもお勧め!
さて、政治の目的とは
・国民を豊かにすること(=GDPを成長させること、国民所得を増やすこと)
・国民が安全に暮らせる国を作り上げること
として、この軸を考えることによりぶれのない政策を実施できるとのこと。
なるほど、そう思うと、意外にジャッジは簡単かも(のはずはないですが)
そして、本書で筆者の思いが最も語られているところが、
首相就任の1年目の演説と本書の題名となっている是清の恋文。
熱くなって、ちょっとこみ上げてくるものがあります。
本当に、こんな感じで、日本の舵を取ってくれる人がいたらと思う次第です。
おりしも、2012/11/16衆議院解散、12/16投票となりました。
しっかり選んで投票してきたいと思います。 -
★2012年SIST読書マラソン推薦図書★
所在:展示架
資料ID:11230207
本を読んで読書マラソンに参加しよう!
開催期間10/27~12/7 (記録カードの提出締切12/13) -
経済も政治も日本史も苦手なもので、経済小説ではなくSFとして読んで面白かった。これほどまでに歴史は繰り返すのならどうにかならないものでしょうか・・・。
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へそ曲がりなので他人の「オススメ度」以上には評価をつけないことが多いですが( ̄▽ ̄)この本は例外。著者も個人的には好きじゃないし、最近のなんでも小説風の解説本も好きではないのですが、この本は読んで良かったです。
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政治にも経済にもあまり興味がなかったが、フィクションではあのものの、事実を丁寧に折り混ぜられた構成で、楽しく読むことができた。今の日本の閉塞感を打破すべく、国民に気付きを持ってほしいという作者の気持ちがよくわかった。この本を通じて、なぜ自分が今日まで興味が持てなかったかもわかった気がする。明日から新たな切り口で政治や経済に向けられるような気持ちする。
高橋是清氏、歴史の授業か何かで名前しかしらなかったけど、すごい人だったんだろうと想像できる。最後の翁の恋文にはフィクションとは言え、熱いものを感じた。1600円をもっと安価にし、もっと多くの人に読まれれば、きっと今の日本にプラスの効果をもたらしてくれそうな素晴らしい本だと思った。 -
是清翁の恋文に、勇気と希望をもらいました。感謝!