- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093864237
感想・レビュー・書評
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乙女の心を持つ男子の、アートな日々とドタバタコメディ。
感想を書き忘れていたことに気づいたので、簡単に。
原田マハさんの作品は、私の中では「アートもの」「ヒューマンもの」「コミカルもの」の三方向で何となく位置付けられている。
本作は、主にコミカル・ちょっぴりアート。
軽く笑って読めるけれど、もしこの作品で初めて原田マハさんを知ったら、今ほど大好きな作家さんにはならなかったかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
うーん、なかなか入り込めなかった。後半はパラパラと流し読みして終わらせてしまった。
原田マハさん大好きだけど、ライトなのは私には合わないな…と学んだ。 -
「とにかく読み終える」をモットーにしているのですが、何度も放り出したくなりました。
BL、ラブコメ、妄想爆裂のラノベ、パリなら何でも素晴らしいというパリ熱、ファッションブランド至上主義、何一つ私の感覚には会いません。一つ二つなら良いんですけどね、主要要素のほぼ全てですから。それでも何とか最後まで読んだのは、読み終えるモチベーションを得ようと読んだ何人かの書評に主人公のリトグラフに対する情熱についての言及があったから。でも、それについてはほんの僅かしか書き込まれていません。この人達も他に褒めるところが無くて挙げたのかな。
最後は流石にしっとりと締めましたが、現実に開催された美術展とのリンクもあって(本当は小説が先にあって、後から展示会を思いついたようですが)「なんや、展覧会の宣伝用小説ですか」みたいな興醒めも感じてしまいました。
パリが好きで、ブランド好きで、ラノベ好きならお勧めです。 -
表紙は渋めで期待していたのに、内容は子どもの頃読んでいた少女小説のような語り口で、正直辟易…。
パリを舞台にした青年の成長小説なのですが、自由を求める性同一性障害の青年の落ち着くラストがそこか!?とリアリティにも欠けます。
素人の夢小説みたい(辛辣すみません)。
パリの情景やリトグラフの描写などは素晴らしく、まるで外国の工房に自分がいるような気持になれたのに、色んな部分が残念でした。 -
ラブコメなのはわかるけれど、それにしても軽すぎて物足りなかった。主人公はじめ登場人物たちのキャラもやりすぎ感が否めず逆に頭に入ってこないし、せっかくのパリの街並みも台無し。リトグラフ工房の下りだけが安心材料。最後まで読んだけれどまぁ読まなくても良かったかな、くらいの感想です。原田マハさん大好きなので残念。
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絵画が題材ではあるけど、ちょっとニガテな方のマハ。重厚さを求めてはいけない。軽いタッチの本。
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なぜか当たり外れが激しい原田マハ