銃口 (上)(小学館文庫) (小学館文庫 R み- 1-1)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094021813

感想・レビュー・書評

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  • 昔読んだ本

  • 普段は一度読んだ本を読み返す事はほとんどしない私です。
    読みたい本が、文字の通り山の様に積み上がっているので。

    中学生の頃に三浦綾子作品と出会い、強い衝撃を受けました。
    今まで読んできたどの本よりも心にズシンときて
    それからは三浦綾子作品を読み漁る日々でした。

    銃口も確か中学か高校の頃に読んだ記憶があります。
    急にもう一度読みたくなり、実家の本棚から拝借してきました。


    とても読み易いのです。それこそ中学生が読んでも決して難しく感じる事はないでしょう。

    戦前の北海道を舞台に、教師をしている青年の話が筋。
    三浦綾子さんも戦前、戦中と学校の先生をしていらした様で、本当はこう子供たちに教えたかった
    と言う願望でしょうか、そう言うものが見え隠れしています。

    当時戦争に反対していた教師も沢山いたでしょう。
    子供たちに戦争をどう教えるべきか、葛藤していた教師も大勢居たと私は思いたい。


    話の筋は大体覚えていたものの、改めて読み返してみると
    何だか大切な言葉をすっかり忘れていたりしていて、大好きな本を再読するのも良いものだと深く思いました。
    下巻へ続きます。

  • 名作

  • 旭川などを舞台とした作品です。

  • 衝撃な一冊。

  • 三浦綾子の描くような優しい人間になりたい。

  • 中学生のときに読んだので難しかったが、内容は今でも鮮明に思い出される。

  • 二十歳の誕生日祝いに教員志望の自分に祖父が送ってくれました。
    生きる力が沸いてきた本でした。

  • 戦争の時代、教育が犯した罪。
    無意識のうちに人を殺すように教えてしまった教師の戦後の物語。

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著者プロフィール

1922年4月、北海道旭川市生まれ。1959年、三浦光世と結婚。1964年、朝日新聞の1000万円懸賞小説に『氷点』で入選し作家活動に入る。その後も『塩狩峠』『道ありき』『泥流地帯』『母』『銃口』など数多くの小説、エッセイ等を発表した。1998年、旭川市に三浦綾子記念文学館が開館。1999年10月、逝去。

「2023年 『横書き・総ルビ 氷点(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三浦綾子の作品

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