誤診 (小学館文庫 R よ- 3-1)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094058918

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  • かつて、女医・北島麻里の母親は突然の病死をとげる。父親の親友・曳田による診察、治療は疑問の残るものだった。十数年後、自ら医師となった麻里は、母の死の謎を解くため曳田の経営する病院に潜入する。どこか奔放な曳田の魅力にひかれつつも、真実を追い求める麻里が目にしたものは…。現役医師である著者が、医師とナースの性愛、MR(製薬会社営業マン)との癒着などをめぐる病院の内幕と、医療ミス、誤診の起こる実態をサスペンス色鮮やかに描いた、本格医療エンタテイメント。

  •  水疱瘡を患った後、体調が悪くなり入院した後、どんどん容態が悪くなりついには亡くなってしまった母。その時に担当した医師は父の友人・曳田。しかし診察も最初だけでまともにしてくれず、また、死んだ後の彼の説明にも納得できていなかった娘・麻里は、大きくなって医師となった今、その曳田のいる病院に医者として潜入した。母が死んだ本当の理由は一体何なのか?曳田の誤診ではないのか?

     さすが現役医師が著者だけあって、裏も表もとても詳しく描かれていたとは思う・・・・・・が。文章がすごく淡白に感じたからか、リアルさが不思議と無い。事実だけで、肉付けが少ないんだなぁ、きっと。あと、最後に何もかも全て暴露してしまうところにちょっと冷めた。そんな人物だったか?曳田。

著者プロフィール

聖マリアンナ医科大学内科助教授を退職後、東京・あきる野市の米山医院で診療を続けながら、脳の活性化、認知症予防、老人医療などをテーマに著作・講演活動を行っている。『脳が若返る30の方法』(中経出版)などのベストセラーをはじめ、著作は280 冊以上に及ぶ。趣味は独学のピアノ演奏、油絵やイラストを描くことで、イラストは自身のエッセイとともに雑誌などにも掲載されている。

「2022年 『脳がみるみる若返るぬり絵 花といきもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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