世界から猫が消えたなら (小学館文庫 か 13-1)

著者 :
  • 小学館
3.52
  • (798)
  • (1332)
  • (1456)
  • (463)
  • (150)
本棚登録 : 15831
感想 : 1410
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094060867

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  さらさらとテンポ良く読めるし、重さはない。通勤、通学の途中、病院の待合室や寝る前の束の間、活字が欲しい時にさらさらと読むのは心地いいだろう。

     が、個人的にはあまりにも手触りが軽く、また、登場人物の誰にも感情移入はできなかった。シンプルに生きている次元が違って、ポイントごとに「ここを読めばあの人は泣くだろ」「この言葉はあの人に刺さるだろう」と思いながらも、自分には残らず、素通りしてしまう。

     感受性の豊かな若い子、もしくは、普段はあまり小説を読む事のない子、命について少しだけ不安を感じる子、親や恋人、友達と仲直りがしたい人なら読むと良いかもしれない。

  • 高校3年生のときに、卒業して離れ離れになる親友からプレゼントでもらった本。
    最後のページに「世界から○○(私の名前)が消えたなら…」という文で始まる手紙が挟んであり、号泣したのを覚えています。とても好きな、思い出深い作品です。

  • 失って初めてわかる大切さ。自分に影響がでると感じて初めて人間は危機感を抱く。

    もし〇〇がなくなったら。
    自分のものに当てはめて考える時間に

    手紙ってなんかいいな。
    もうなかなか書く機会ない。

  • このアプリ久々に開いたなだと思ったらなんと3ヶ月ぶりの読書、、最近心が荒れてたなぁ、、また小説読み始めよっと。
    世界から猫が消えたなら、は2度目。とはいえ結構忘れてた。人は失ってから気付くとよく聞く言葉だけど、改めて思い知らされた。どんなことをしても何かしら後悔をするのかもしれないけど、普段から周りの大切な人たちに言葉や行動で愛情を示すことはこれからも忘れずにずっと続けようと思った。最後の家族旅行の場面が好き。


  • 読んだのはだいぶ前ですが、
    この本で思い出すのは
    大切な人や友達は自分となにがきっかけで
    今の関係があるのか、
    そしてその過去を消してまで
    自分は生きたいと思うのだろうか、と
    考えさせられたのを覚えています。
    この本を大切な友達から借りて読めて
    よかったなと思っています。

  • 世界から猫が消えたなら/川村元気

    世界から〇〇が消えたなら…

    世界から「消えるもの」を想像すると、悲しかったり、困ったり、戸惑ったり、嬉しかったり、人それぞれだと思います。

    世界から消すもの、消さないもの、消せないもの

    あなたなら〇〇に何をいれますか?

  • 友人に紹介してもらって読んでみた。
    とても良かった!!
    今までの小説の中でベスト5には入るくらい良かった。
    自分の寿命を1日延ばせる代わりに、この世から何かを消さなければいけないといったあらすじ。
    ツタヤくんに惹かれるの分かる。周りに流されず、自分のペースで生きている人って強い。
    母さんからの手紙もとても素敵。思わず泣いてしまった。
    自分に子供ができたら、この手紙を書きたい。

    著者は映画監督だそうな。
    映画の話がやたら出てきたのはそういうことか、と納得。
    私の人生を映画にするならどんなジャンルになるんだろうなぁ。
    また読み返したい作品でした。

  • お母さんのあたたかさに涙が止まりませんでした。

  • 睡眠時間削って読んでしまった
    ぼろぼろ泣きました
    世界から◯◯が消えたなら
    どうなるんだろうと色々考えた
    何かを得るためには何かを失わなければ
    この言葉も響いた
    何冊も買って、色んな人に
    贈りたい作品だと思いました
    自分にとって一番大切な人が分かる

全1410件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

かわむら・げんき
1979年、横浜生まれ。
上智大学新聞学科卒業後、『電車男』『告白』『悪人』『モテキ』『おおかみこどもの雨と雪』『寄生獣』『君の名は。』などの映画を製作。2010年、米The Hollywood Reporter誌の「Next Generation Asia」に選出され、’11年には優れた映画製作者に贈られる「藤本賞」を史上最年少で受賞。’12年に初の小説『世界から猫が消えたなら』を発表。同書は本屋大賞にノミネートされ、佐藤健主演で映画化、小野大輔主演でオーディオブック化された。2作目の小説にあたる本作品『億男』も本屋対象にノミネートされ、佐藤健、高橋一生出演で映画化、’18年10月公開予定。他の作品にアートディレクター・佐野研二郎との共著の絵本『ティニー ふうせんいぬものがたり』、イラストレーター・益子悠紀と共著の絵本『ムーム』、イラストレーター・サカモトリョウと共著の絵本『パティシエのモンスター』、対談集『仕事。』『理系に学ぶ。』『超企画会議』。最新小説は『四月になれば彼女は』。


「2018年 『億男 オーディオブック付き スペシャル・エディション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

川村元気の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
タムシン・ピッケ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×