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- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094084535
作品紹介・あらすじ
「或る晩、横須賀線の下りの終電車で逢った親しい英国人のルイス・ブッシュが、シェトランド島に行って来た。何も無い北大西洋の孤島なんだ、でも何だか素晴らしい島だった。君も行ってみないか、と言ったのがこの島と僕との関係の始まりだった」(『再訪』より)。ダンディで知られる作曲家は1年の内、4ケ月が海外、2ケ月が国内の旅という日々を過ごしていた。テヘランでは手裏剣のショーに人生を考え(『ある記憶』)、オランダでは鰻の出自に思いを馳せ(『オランダの鰻』)、ナポリではブオーノなる謎の果実を賞味して(『ブオーノ』)……。豊饒なる旅の足跡。
感想・レビュー・書評
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最初、著者が作曲家ということだったので難しい文章なのかなぁ・・・(←偏見?!)と思っていたけれど、読み進めていくとその視点はおもしろく、ユーモアもあり楽しく読めた♪
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今よりもずっと制約の多かった時代から、世界中どこにでも出かけていた團さんの行動力と、その博識なことに今更ながら驚きを覚えつつ、幸せな読書を堪能。解説の千住真理子は、なんと團邸で直接ご本人から旅先でのあれこれを聞かせてもらっていたという。心底うらやましい。
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