- Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094513974
作品紹介・あらすじ
誰かを選ぶということは、選ばなかった誰かを犠牲にするということだ-。ある日の放課後、高校生の斗和は、仲のよい2人のクラスメイトから同時に告白を受ける。どちらを選ぶか、斗和の中で答えは出ていた。だが、平穏な日常は唐突に崩壊する。突如として現れた"見えない壁"によって学校は外部と隔離され、生徒たちは"人喰いの化け物"が徘徊する学校に取り残されてしまう。大切な人達を誰一人死なせたくないと、斗和は必死に抗うが-。濃密なサスペンス演出が冴える衝撃のパニックバトル、ついに開演!この衝撃は心臓を抉る。
感想・レビュー・書評
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全6巻完結。とても凄惨で衝撃的な作品です、放課後の校舎編と水族館編とデパート編は。最終巻は壮大になりすぎの感。
『キミとは致命的なズレがある』を先に読むと"アンスバッハの門"のことが判る。
妹の一花だけが可愛い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
デスゲーム✖️特殊能力物。
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装甲悪鬼なんたらの筋をあなた自身が公開するぶんには許すのですかね
同じガガガ文庫でいえば『ケモノガリ』と同じく
少年マンガと青年マンガの中間にある諸群で良く見られる
暴力への滾りある日常からの解放を創作に楽しむ冒険小説
一作目同様作者の趣味がおさえようとしているのにあふれているが
そこがこの分野では持ち味かもしれない
みんなが『蝿の王』みたいにごりっぱでもつまらないし -
これはいい意味で期待と違った。なかなか容赦の無い絶望的なラノベです。好物です。読み終えて次を読みたくてたまらなかったですわ。あと、その容赦のなさゆえ、他の普通の話とかを読む際に、しばらく影響がでましたわ。
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平穏な学園生活の中で突如現れた壁により学校は隔離され、校内は化け物が徘徊する場所と化す。
主人公は抗うが…
学園を舞台とするパニックアクション
2巻に続く終わり方なのであんまり否定的なことを書きたくはないんだけど、パニックになってる割に会話とかに緊張感がない部分が多いんだよね。
バトル中の長セリフもあり、なんか違和感が多いんだよね。
あと納得いかないのは巻頭ではなく巻末に化け物の紹介があること。
これを見て読むのと見ないで読むのではイメージの掴み方が全然違ったんじゃないかな。
ラノベの特徴をもっとうまく使って欲しかったな。 -
妙にこだわってる部分と、おおざっぱなところがあって、ちょっとちぐはぐな感じがするなあ。
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圧倒的な化け物たちと、次々に殺される生徒たち。その中で主人公たちはかろうじて生き延びるものの……。
絶望的で圧倒的な状況の中でも、諦めることなく戦う主人公たちはよいけれど、デブとその女のキャラはもうちょっとなんとかならなかったのかなあ。特に後半のデブは普通に嫌悪感しかわかなかった。 -
学校から出られなくなった。
突然現れた怪物たちが残った生徒たちを襲い出す。
というわけでどんどん死んでいく生徒たちとか
怪物つえーとか
空気を読めない女子とか
会話テンポのずれてる女子とか
声がでかいだけの男子とか
読んでてイライラする要素いっぱいですね。
特にあの女最悪だよな。
いろいろな作戦を駆使して怪物を殺そうとしている奴に
「そんなひどいことするの?かわいそうだよ」
みたいなこと言って躊躇させた上に
そいつが怪物に食われるシーンとか。
あんなファッキンガールこそ真っ先に死ねばいいのに。
映画とか見ててもいつも思うけど
明らかに邪魔な奴ほど長生きするよな。
キャーキャー騒ぐだけの女とか
余計なものを触る子供とか。
イライラするわー。
でも話は面白いんだよな。
ぐぬぬ。 -
絶望感が素晴らしい。
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デビュー作より強烈な個性を放った筆者が満を期して世に出すシリーズ作!サイコホラーかと思ってたら、異形の化け物に追われるスクールパニックものだった。校内敷地図がついているが、どことなく位置関係が分かりにくいのが残念。おそらくガガガだからこそ出せた異色作。化け物に人が生きたままバリバリ食い殺されるし、助かるために化け物に捕まった生徒を見捨てて逃げたりする。気分的にはR15。主人公トリックという伏線が出てきたところで主人公は殺されてしまうのだろうか。生き残るのだろうか。2ヶ月連続刊行という無茶ぶりに感謝して2巻を読みたい。何のために2冊同時に買ったと思ってるのさ!