- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784095052014
作品紹介・あらすじ
なんでも「1個」「1つ」と数えていませんか?箸は1膳、鱈子は1腹、長持は1棹、蚊帳は1張り、蔵は1戸前、屏風は1双、日本語の豊かな"数え方文化"に触れる。ジャンル別に数え方の特徴をまとめたカラー口絵や「助数詞・単位一覧」も掲載。
感想・レビュー・書評
-
「数え方でみがく日本語」と一緒に借りてきました。
この辞典は、2部構成になっています。
①ものの数え方 数えるもの→数え方 数える対象となる名詞4600語
②助数詞・単位 単位→使い方 500種類くらい
「糸こんにゃく」はどう数えるのか調べる時は①から、束・玉・袋・本・丁だと分かります。
いろんな数え方があり、どう数えるかは形状とか状態の違いも加味されていることがわかります。
「本」で数えるものに何があるかを調べる時は②から、
鉛筆、傘、紐、樹木、ビール、クラリネットなど細長いものに使われることが分かります。
電車1本乗り遅れた。ダッシュ5本で練習終了。リハーサル2本を続けて行う。背負い投げで1本勝ち。
のような使い方もあります。
スポーツで「本」を使うことが多いのも分かります。
野球のヒットやホームラン、サッカーやバスケットのシュート、スキーのジャンプ、卓球やバレーボールのサーブなど。「本」と数えるものだらけです。
さらに、映画やテレビ・ラジオの番組。コマーシャル。懸賞の当選数。にも「本」が使われています。
本書は、ペラペラとめくって、数えたことがないものを見つけるという楽しみ方もありです。
個人で所有するような辞典ではないと感じますが、小中学校なら図書室に1冊あってもいいでしょうね。
ジャングルジムやブランコの数え方は?
信号機やピラミッドを数えたことはありますか?
イヤホンやヘッドホンはどのように数えていますか?
コンビニでお弁当を買って、割り箸を付けてもらうとき、何と言ってますか?
分からなかったら、「数え方の辞典」で調べられますよ! -
近代から現代までの文献を参考に編纂された、日本における様々な物の単位の辞典です。
辞典なので調べ物でなければ斜め読みで良いと思いますが、それでも思いがけない発見が必ずあります。
えっ、そんな数え方なの?えっ、これの単位は何でこんなに種類あるの?といった驚きに満ちた一冊です。
“ツナ缶”を引用しますと、缶の高さが低いので「本」よりも「個」「缶」で数えます、とあります。
この曖昧さが面白いですよね。
“怪獣”や“人魚”などの数え方も載っていますので、気になった方は是非手に取ってみてください。 -
なんでも「1個」「1つ」と数えていませんか?箸は1膳、鱈子は1腹、長持は1棹、蚊帳は1張り、蔵は1戸前、屏風は1双、日本語の豊かな"数え方文化"に触れる。ジャンル別に数え方の特徴をまとめたカラー口絵や「助数詞・単位一覧」も掲載。
-
ものの名称から数え方がわかる画期的な辞典。
-
日本語の豊かな"数え方文化"に触れる。
-
日本語の数詞に着目した辞書。日常的に数える対象となる約4600語の名詞の数え方を示す。また、約600語の助数詞・単位について、意味と用法を解説する。
-
無限に読んでいられる本。
辞典というより読み物として面白い。 -
NDC(9版) 815.2 : 文法.語法
-
「辞典、読み終わった」は変だよね。「ゆる言語学ラジオ」の水野さんは読み終えている。YouTubeの「ゆる言語学ラジオ」て、知った「数え方の辞典」全部は読めないので、コラムだけ読んだ。
「数え方でみがく日本語」と同時に辞書を借りたなんて、流石です。
「数え方」で話題になったのですが、「鬼」の数え...
「数え方でみがく日本語」と同時に辞書を借りたなんて、流石です。
「数え方」で話題になったのですが、「鬼」の数え方、本来なら匹なのですが、人のような鬼が増えてきてその場合は人でも数えるとなってますが、
個人的に、ぃまさっきもTwitterで「鬼 2人」「鬼2匹」で調べると、圧倒的に「人」が多い。鬼滅の刃で、鬼にも事情があるとわかってきたことと、ゲームの中の鬼はイケメンが多いということが影響しているのかもしれません。この割合の推移を卒業論文に書けば「優」をもらえるかもしれません。鬼はあと「体」も数え方はあるのかな?
鬼は「人」も「匹」もしっくりしません。
カッパや幽霊なんかもどう数えればいいのか分かりません。
漠然と「姿」を示すよう...
鬼は「人」も「匹」もしっくりしません。
カッパや幽霊なんかもどう数えればいいのか分かりません。
漠然と「姿」を示すような数え方ってないですもんね。
「体」は生物として生きている感じがしないので受け入れがたいです。