- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098250271
感想・レビュー・書評
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いい本です。女性観・結婚観が変わります。一読の価値あり。
明治時代に武家の娘さんが、英文で書きヒットした「サムライの娘」を紹介しながら、明治時代の女性の立場、役割を紹介していく。明治の奥さんは男尊女卑ではなく充分な権限が与えられていた。武士の嫁としての矜持を持ち合わせている必要があった。嫁として武士の家に嫁いできたら、一家の幸せを担うのは嫁の器量、という覚悟があった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
明治の日本人の気概、矜持を示した本。
武士の娘として、明治時代にアメリカに嫁いだ事で日米の差を知り、両方のよいところを謙虚に取り入れ、日本人の誇りを失うどころかはっきり意識するようになった人。
えつこの母と娘の会話で、「身体は神様から預かっているもの、死んだら返すので大事に扱わないといけない」「だから顔を洗ったり身体を奇麗にするのですね」
という会話が印象に残った。 -
杉本エツ子の「武士の娘」を読んで、知る日本人の女性の凛々しい生き方。誇らしくもあり、すばらしい。
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明治の人は偉かった
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すばらしいです(* ̄∇ ̄*)
私の内面から美しい日本女性になりたいと改めて思いました。
そのためにも日々鍛錬ですね(o^∇^o) -
長岡藩城代家老の家に生まれた杉本鉞子(えつこ)の自伝を核に明治人の生き方を描く。
参考★「武士の娘」(杉本鉞子著、大岩美代訳、ちくま文庫)「ある明治人の記録」(石光真人、中公新書)「城下の人」(石光真人、中公文庫) -
明治時代こそ日本人が一番美しく、逞しかった時代だと思う。
祖父と祖母が明治時代末期の生まれだったが、二人とも質実剛健かつ知性溢れるくらい優秀だった。もう一人の祖母大正時代生まれで、こちらも相当に知的で優秀。当時の日本にはパワーがあったのだろう。それを上手い形で引き継ぐことができれば日本はもっとよくなるはずだ。同じDNAが流れているのだから。