これが本当の「忠臣蔵」 (小学館101新書 134 江戸検新書)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098251346

感想・レビュー・書評

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  • 「忠臣蔵」って、実は詳細知らなかった。。。そして、今さら聞けねぇ!と思っていたらぴったりの一冊。笑

    これ読んでから映画「最後の忠臣蔵」観るとしっくりきた。(この映画はフィクションですが。)

  • 副題は、赤穂浪士討ち入り事件の真相。
    新史料発見。刃傷事件が忠臣蔵になるまで。もっとも「正確」な赤穂事件。
    歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」により、日本人の心性に深く根を下ろす赤穂浪士討ち入り事件。しかし、物語ではない、史実としての詳細は、意外に知られていない。新発見史料「茅野和助遺書」をはじめ、残された調書や手紙・日記などを徹底的につきあわせていくことで浮かび上がる、事件の真相。わかりやすく、正確に解き明かす。

    山本氏の著作は、わかりやすく面白い。本書でも、松の廊下から討ち入り、切腹まで、時系列を追って解説している。浪士たちの一枚岩というわけではなかった。吉良を討つという手段は同じでも、武士の一分を守るためか、主君の仇を討つためか、家の名誉を守るためか。身分によって、価値観が大いに異なることがわかって面白い。
    忠臣蔵の理解を深めるためにお勧めの本である。

著者プロフィール

1957年、岡山県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。文学博士。東京大学史料編纂所教授などを勤めた。1992年『江戸お留守居役の日記』で第40回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。著書は『寛永時代』(吉川弘文館)、『日本史の一級史料』(光文社新書)、『歴史をつかむ技法』(新潮新書)、『流れをつかむ日本の歴史』『武士の人事』(角川新書)など多数。NHK Eテレ「知恵泉」を始め、テレビやラジオにも数多く出演した。2020年逝去。

「2022年 『角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 全16巻+別巻4冊定番セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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