ひねもすのたり日記 (第3集) (ビッグコミックススペシャル)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098605187

作品紹介・あらすじ

『ちかいの魔球』誕生秘話を収録!

高校生にして貸本漫画家としてデビューしたてつや少年。
紆余曲折がありながらも順調な漫画家人生を歩み始めたように見えたてつやだが、寝不足と体調不良から背中を這う「赤い虫」の幻影に悩まされるように。
一方、マンガ界では週刊少年マンガ誌が創刊、大変革の波はてつやの漫画家人生をもまた大きく変えていく。

少年から青年へ。
千葉徹彌が「ちばてつや」となるその軌跡と現在の自身が交錯する、自伝的フルカラーコミック。


【編集担当からのおすすめ情報】
ちばてつや氏18年振りの新作となる『ひねもすのたり日記』(ビッグコミック連載)。こちらはその第3集となります。
漫画家としての第一歩を踏み出したちば氏。その足跡は、そのまま日本の戦後漫画史をなぞる貴重な読み物でもあります。
氏にとって少年誌初連載作品となる『ちかいの魔球』誕生秘話を収録。
是非手にとってみてください。

感想・レビュー・書評

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  • ちばてつや氏がマンガをはじめて出版してもらった日昭館という貸本屋の社長の名前は、石橋国松と言います。
    ピンと来る人もいるでしょう。そうです、後に「ハリスの旋風」で石田国松として大活躍することになります。

    「千葉徹​彌」を「ちばてつや」に変えさせたのも石橋国松社長でした。ひらがなへの変更は大成功でしたね。
    ひらがなのペンネームとして、いがらしみきお、いしいひさいち、さいとうたかを、さくらももこ、つのだじろう、やくみつる、やなせたかし、その他思いつくままに挙げられていて、たしかに随分多いなと思いました。

    本巻では、野球マンガ「ちかいの魔球」の誕生についても描かれています。
    少年週刊誌として、少年サンデーと少年マガジンが創刊され、巨人軍に長嶋選手や王選手が入団したばかりのころでした。

    私は野球マンガといえば「巨人の星」から入った世代ですが、連載された時期をさかのぼって「ちかいの魔球」や「黒い秘密兵器」も読んだことを思い出しました。
    第4巻は今年の年末くらいになるのでしょうか。
    「あしたのジョー」誕生秘話は描かれるのでしょうか。

  • 面白かった。

    赤い虫との戦い。運動不足は良くないんだな。
    名前をひらがなにするだけで確かに印象が全然違って感じる。
    大御所と呼ばれる漫画家さんたちも最初は少女漫画からだったのも驚き。

    あーっと言う間に読み終えてしまった。
    もう少し読みたかったな。

  •  いよいよ、マンガ家「ちばてつや」の誕生です。時代の空気がリアルで、同時代にファンだった子供時代の思い出と重なります。野球マンガの魔球伝説が素人の発想のたまものだったところは、目からうろこでした。
     ブログのレビューも読んでみてください。
     https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202004250000/

  • 3巻で終わりなの⁉︎ 続き読みたかった〜……
    赤い虫、ストレス原因かと思ったらシンプルに運動不足だったんだよーってオチだったけど、解決策はシンプルだったけどやっぱり複合的な要因があったんだろうなぁ……どちらにせよとりあえず運動! 運動不足は敵! というちばさんの持論にむちゃくちゃ説得力感じるお話。水木先生がとりあえず寝ろと言ったのと同じね。食べて寝て体動かして、のびのび生きよ〜〜

  • ちばてつやの作品の中では「おれは鉄兵」が一番好きだ

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著者プロフィール

ちばてつや(本名:千葉徹弥)1939年(昭和14年)1月11日、東京築地の聖路加病院で生まれる。 同年11月に朝鮮半島を経て、1941年1月旧満州・奉天(現中国・遼寧省瀋陽)に渡る。 1945年終戦。翌年中国より引揚げる。 1950年、友人の作る漫画同人誌「漫画クラブ」に参加。1956年、単行本作品でプロデビュー。1958年「ママのバイオリン」で雑誌連載を始め、1961年「ちかいの魔球」で週刊少年誌にデビュー。 主な作品に「1・2・3と4・5・ロク」、「ユキの太陽」、「紫電改のタカ」、「ハリスの旋風」、「みそっかす」、「あしたのジョー」、「おれは鉄兵」、「あした天気になあれ」、「のたり松太郎」など。 公益社団法人日本漫画家協会会長。 東京都練馬区在住。

「2022年 『わたしの金子みすゞ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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