- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098613564
作品紹介・あらすじ
淡く優しく甘やかな大人の恋、ついに完結! 『I LOVE HER』『潔く柔く』『あなたのことはそれほど』など各時代を投影した恋愛漫画の名作を紡いできた、いくえみ綾。本作は、札幌のバーを舞台にした大人の恋愛交錯劇--いまだ恋を知らない一葉への想いに気づいてしまった善十。ふたりの恋の行方は…? そして本当の愛情とは…!?きっと優しい気持ちに包まれる、完結の第7集。 【編集担当からのおすすめ情報】 いくえみ綾先生が最終回の原稿を描き上げたときに「まだ終わった気がしない」とおっしゃっていました。主人公たちは確かにすごく身近で、いつでもまた語り合えそうな素敵なキャラクターたちです。読者の皆様のこれからの折々の時間に、あたたかいときをぜひ一緒に過ごしていただけたら幸いです。
感想・レビュー・書評
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十川善十(ソガワゼンジュウ)は、彼女にフラれてふらふらと飲み歩き、とあるオーセンティックなバーにたどり着く。ドアを開くと鳥の羽が舞い、手品かな?とカウンターにつく。ここで、働きたい、と言うと、マスターは、明日の5時に履歴書を持ってきなさいと。翌日、行ってみると、カウンターには女性だけ。店はもうやっていない。マスターは亡くなって今日が初七日だと言う。震え上がる善十は、ふらふらと店を出る。追いかけてきた女性は「父があなたにここに来いと言ったんですよね!?じゃあ店を継いでもらえませんか?」
山本文緒さんの「無人島のふたり」で文緒さんの日記で楽しみにしていたマンガ。最終巻を読むことなく、文緒さんは旅立った。
この物語は善十とマスターの娘、一葉の物語。舞台が札幌のすすき野であり、大きな地震が起こってしばらく停電が続いたという話も出てくる。お酒で繋がる人と人。いろんな人がいて、バー以外の時間でも、みんなそれぞれの時間が流れてて。それを癒すためにバーに来る。それを見守る。
最終巻がこれまた、とても良くて。
ニコニコしながら読んでて、すごく幸せな気持ちになった。とたんにぶわっと涙が出てきた。
こんないい、ステキな物語の最後を
文緒さんは読んでないのか
マンガは最高に幸せな場面だったから、嬉し泣きのつもりで涙が出てきたと思ってたけど、そこからたかぶる気持ちが抑えられなくて自分がびっくりした。
マンガも小説も、物語が気持ちをぐーーーっと動かす。年明け早々文緒さんのおかげてすごくいい物語に出会えた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
流石の愛すべきいくえみ綾作品。
最近の中でもかなりヒットな方。
読んでて優しい気持ちになれる。
出てくる人全員一癖二癖あるのに、
みんな好きになるところは流石だ。
唐突な新キャラも自然に馴染み、和む。
畳み掛けるような話の流れでも、和む。
本当凄いな衰えないいくえみ節に拍手。 -
よかったー、この漫画。
いくえみ綾さんの作品の中でも好きな作品。
ほのぼのというか、何気ない日常だけれどもなんだか素敵です。
九重さんがとにかく素敵。かわいらしい。
25歳でこんなに落ち着いた対応ができるとか見習わなければ!と思います。
中には危うい人もいたけれど、登場する人達が良き人ばかり。
私もバーに行ってみたいです。 -
無職の元バーテンが、たまたま入ったバーでオーナーの幽霊に出会って彼の娘と店を継ぐことになった話第7巻にして完結編。結局収まるところに収まった感。ほんわかした。
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あー終わっちゃったー。ほっこりしっくりの二人に落ち着いた。大人になってからの出会いっておもしろいなあ。一葉ってこんなに綺麗だったっけ?美しさにハッとした。うん、いい物語だった。