掌の小説 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (656ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001050

感想・レビュー・書評

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  • 大切な一冊。

  • いろんなタイプの掌編122編。若かりし川端康成の技術の粋、という感じ。この半分くらいは20代に書いたっていうの信じられない……。解説でちょっとだけ簡単にタイプ別に分類(いくつか例を挙げているだけ)されているので、読みたいものを探す際にも参照しやすいかもしれない。また何度も読み返すと思う。

  • 別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。
    花は毎年必ず咲きます。

  • 夏休みのゼミ本として。

  • いいと思った小品
    「日向」「時計」「死顔の出来事」「有難う」「玉台」「母」「縛られた夫」「喧嘩」「化粧」「妹の着物」「愛犬安産」「ざくろ」「小切」「かけす」「隣人」「木の上」「不死」
    一つ一つをじっくりかみしめていられる。

  • 川端康成の性癖が見え隠れしている気がする。読むといつも無駄にドキドキしてしまう。

  • とある物書きの方から薦められて読んだ小説集。
    最初の方は、ちょっと読みにくい文章。読み進めるうちにどんどん読みやすくなる。
    自分が慣れたのか、川端の文章が良くなっていったのか。
    (随分若い頃のものから、40代で書かれたものまで収められているため)
    ただ、読み終わると、自分の文章力も上がったような気がする。

  • 短い空き時間を埋めるのに最適、よく旅行に持ってゆきます

  • 私の短編好きへの火付け役。
    この本は一生の宝物。

  • 122編の小説を読むのにいい疲れを感じた。生涯にわたって書かれた小説は川端の美意識・まごころのたまものである。特に気に入ったのは『有難う』、『喧嘩』、『白馬』である。

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著者プロフィール

一八九九(明治三十二)年、大阪生まれ。幼くして父母を失い、十五歳で祖父も失って孤児となり、叔父に引き取られる。東京帝国大学国文学科卒業。東大在学中に同人誌「新思潮」の第六次を発刊し、菊池寛らの好評を得て文壇に登場する。一九二六(大正十五・昭和元)年に発表した『伊豆の踊子』以来、昭和文壇の第一人者として『雪国』『千羽鶴』『山の音』『眠れる美女』などを発表。六八(昭和四十三)年、日本人初のノーベル文学賞を受賞。七二(昭和四十七)年四月、自殺。

「2022年 『川端康成異相短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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