明暗 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1977
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  • Amazon.co.jp ・本 (688ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101010199

感想・レビュー・書評

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  • 物語冒頭の痔の手術のシーンが印象的

  • 未完の遺作。長くて未完...ということでこれまで手をつけなかったけど、完結していたら最高傑作になったかもしれませんね。

    複数人称での構成や、ドストエフスキー的な小林の描き方とか、これまでの作品からさらに別次元に突入した感さえしました。未完だからこの後の展開がどうなるかと想像力をかきたてられるともいえるけど、やはり結末まで読みたかった。

  • 夏目先生が胃を痛める理由も良くわかる気がする。

  • 水村美苗の「続明暗」が読みたいと思い、その前に読みました。漱石の絶筆だそうですが、別にそんなことは関係なくとても面白い小説だと思います。
    友人・知人との会話、さらには妻との日常的な会話においてまで駆け引きが弄されます。こんなのイヤですね。疲れますね。でも駆け引きをひねり出す心理の描写が面白いですね。

  • 漱石先生が最後にしてやっと女性を…!と思ったら未完。

  • これから、というところで終わってしまっている感じなので未完なのが本当に残念。

    なんとはなしに、お延さんに共感する自分がいました。

  • 2009年9月、読了。

  • 未完の傑作。現代人の精神へのメスの入れ方があまりに美しくて精緻で、圧倒される。
    未完であることが実に惜しまれる。

  • おすすめしていただいて読みました。
    まず、読む前に本の厚さに驚きました。
    だけど、さすがは漱石さん。おもしろかったです。

  • 夏目漱石最期の作品。

    未完で残念。
    人間の心理描写がすばらしい。
    今も昔も人間の心の動きなんて同じ。

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著者プロフィール

1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)にて誕生。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表。翌年、『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

「2021年 『夏目漱石大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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