- Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101023526
感想・レビュー・書評
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自分の読解力の問題なのか、最後まで読み進めれば解決すると思ってたものが結局謎のまま終わって頭の中の???がとまらない。作者の方の他の作品が好きだから手に取った本だったけれど、すこし後悔。
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中二病の拗らせ小説。
いい歳して拗らせてるのは読んでて痛かった。
同じような主人公の心情が描かれていて途中でダレました。 -
良い意味で裏切られた本!
恋愛系を想像していたが、SF?のような印象を受けました! -
けっこう評価が別れる作品なのかもしれないと思った。
序盤はSFで後半は説教。いちおうジャンルは恋愛だけど、『君の膵臓~』みたいな恋愛作品を期待している人には刺さらないとおもった。むしろ朝井リョウさんの、「人間ってこんな愚かな一面があるよね」的な要素が好きな人にはオススメできるかも。
異世界の少女に恋をした主人公が、その少女に対する想いをずっと捨てきれないいまま、でも大人になったらあんなに切実だったその気持ちを忘れていて、やべ、どうしよう~というのが本作のおおまかな流れで、主人公の気持ちはよくいえばピュア、悪くいえばいつまでも大人になりきれないイタいやつ。
自分は特別な恋をした、だから特別なんだ!という思想を主人公は永遠に訴え続けていて、共感はできるものの、読んでいて正直気持ちのいいものではなかったし、個人的には主人公を好きになれなかった。
感情の移り変わりの描写はていねいで、とっても繊細な作品だと思った。一方、ページ数の割りに響くものが少なかったので☆3つ。
あとミュージシャンとコラボしてるのか、小説を曲にしたものがあるだそう。歌詞をみる限りあまりいい感じではなかったので、そちらは聞いていない。笑 -
小説を読むことはつくづく難しい。
早く読み進めて展開を知りたい気持ち、一つひとつの言葉をきちんと理解しないといけない、味わいたい気持ち、それらを持ちながらページを捲る。
住野よるさんの小説はこれが初めて。
想像力と感受性で読んでいく作品、というイメージ。
THE BACK HORNとのコラボのようで、ギタリスト菅波さんが書かれた解説の中に「闇の中から光に手を伸ばすようにもがき続けている」のではないかとの記載があった。
住野さんの、と言えば良いのかわからないが、人間の捉え方が独特だ。
正直、物語に出てくる人物に全面的に共感できるわけではなかった。
共感してしまえば、こういった小説や音楽、創作にしか感じられなくなってしまうのではないかと思う。
私ももう「突風」は終わったのかもしれない。
それでも、突風でなくとも、熱狂できる何かを見つけて生きていきたい。 -
曖昧でちょっと切ない