白痴 (新潮文庫)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101024011

感想・レビュー・書評

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  • 友人がドストエフスキーの方の白痴を読んでいるので、対抗して此方を読むことにした。
    スラスラと読めたけれど、おつむが宜しくないからかしらよく分からなかった。

  • 『不連続殺人事件』が割と面白かったので、この人の代表作に手を出してみた。
    まぁ~……面白くない。
    太宰や芥川の時代の人らしく、薬漬けの頭から生まれる文章は理解できないところが多い。
    短編集だったので、何とか読めたけど。
    そのうちの2作は女性が主人公で、少し読みやすかった。

  • 自分には難解なのか読むのに時間がかかってしまった。

  • 白痴の女と火炎の中を逃れ、「生きるための、明日の希望がないから」女を捨てていくはりあいもなく、ただ今朝も太陽の光が注ぐだろうかと考える。戦後の混乱と頽廃の世相にさまよう人々の心に強く訴えかけた表題作など。いずこへ、白痴、母の上京、外套と青空、私は海を抱きしめていたい、戦争と一人の女、青鬼の褌を洗う女

  • これはダメだった。ダメ人間をダメ人間らしく書き尽くす腕には感服するけれど、底に見え隠れする男尊女卑に辟易。自分のダメさをさも認めているフリをして、でもオンナよりはマシだけどね、と優位性を一生懸命主張。悲しくなりました。

著者プロフィール

(さかぐち・あんご)1906~1955
新潟県生まれ。東洋大学印度倫理学科卒。1931年、同人誌「言葉」に発表した「風博士」が牧野信一に絶賛され注目を集める。太平洋戦争中は執筆量が減るが、1946年に戦後の世相をシニカルに分析した評論「堕落論」と創作「白痴」を発表、“無頼派作家”として一躍時代の寵児となる。純文学だけでなく『不連続殺人事件』や『明治開化安吾捕物帖』などのミステリーも執筆。信長を近代合理主義者とする嚆矢となった『信長』、伝奇小説としても秀逸な「桜の森の満開の下」、「夜長姫と耳男」など時代・歴史小説の名作も少なくない。

「2022年 『小説集 徳川家康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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